内容説明
新しい書き手。自由な批評。決まりきったフレーズの連発が硬直させる現代社会の症状を、軽やかに解きほぐす。
目次
乙武君―障害は最適化して伝えられる
育ててくれてありがとう―親は子を育てないこともある
ニッポンには夢の力が必要だ―カタカナは何をほぐすのか
禿同。良記事。―検索予測なんて超えられる
若い人は、本当の貧しさを知らない―老害論客を丁寧に捌く方法
全米が泣いた―“絶賛”の言語学
あなたにとって、演じるとは?―「情熱大陸」化する日本
顔に出していいよ―セックスの「ニュートラル」
国益を損なうことになる―オールでワンを高めるパラドックス
なるほど。わかりやすいです。―認め合う「ほぼ日」的言葉遣い
会うといい人だよ―未知と既知のジレンマ
カントによれば―引用の印鑑的信頼
うちの会社としては―なぜ一度社に持ち帰るのか
ずっと好きだったんだぜ―語尾はコスプレである
“泣ける”と話題のバラード―プレスリリース化する社会
逆にこちらが励まされた―批評を遠ざける「仲良しこよし」
そうは言っても男は―国全体がブラック企業化する
もうユニクロで構わない―ファッションを彩らない言葉
誰がハッピーになるのですか?―大雑把なつながり
著者等紹介
武田砂鉄[タケダサテツ]
1982年生まれ。ライター。東京都出身。大学卒業後、出版社で主に時事問題・ノンフィクション本の編集に携わり、2014年秋よりフリーとなる。多くの雑誌、ウェブ媒体に寄稿。インタビュー・書籍構成も手掛ける。『紋切型社会―言葉で固まる現代を解きほぐす』が初の著作となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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