内容説明
これなら私もつくれそう!初めての人でもうまくなるやさしい俳句入門書。
目次
序章 はじめの一歩を踏み出すために
第1章 季語は一句に一つ?―季重なり
第2章 「発想の吹き溜まり」を抜けだすには?―類想類句
第3章 「言葉の無駄遣い」って何?―言葉の節約
第4章 「こころ」と「ことば」に隙間あり?―伝わる俳句
第5章 「発想を活かす」ための小さなコツとは?―初心者向け俳句作りのテクニック
第6章 プレバト秀句を味わう―印象的な一句とは
著者等紹介
夏井いつき[ナツイイツキ]
昭和32年生まれ。8年間の中学校国語教諭の後、俳人へ転身。「第8回俳壇賞」受賞など。俳句集団「いつき組」組長。創作活動&指導に加え、俳句の授業“句会ライブ”、全国高等学校俳句選手権「俳句甲子園」の創設にも携わるなど幅広く活動中。テレビラジオのレギュラー出演、MBS「プレバト!!」俳句コーナー出演中。松山市公式俳句サイト「俳句ポスト365」選者、朝日新聞愛媛俳壇選者、愛媛新聞日曜版小中学生俳句欄選者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
徒花
263
テレビ番組で有名な俳句の先生の本。本書の中で添削されている作品はいずれも番組に登場した芸能人の作ったもので、ビシビシと赤ペンで添削されていて、そのダメな部分を見ながら俳句のキモを探っていく一冊。同じようなことが延々と繰り返されるので途中からだんだん飽きてくるが、とにかく俳句というのは「センス」というよりも、メカニックな規則と言葉の選び方によって結構影響を受けるのだなぁと知る。ちなみにサイン本で、サインとともに顔のイラストが書かれている。えっへん2016/02/22
美登利
98
プレバト、最近あまり観ていないのですがいつき先生の毒舌ぶりと明解な添削は癖になりますよね。この本も2年ちょっと前に出てるのですね。テレビではそのガツンとやられる芸能人と先生とのやり取りが面白いのでそちらに気を取られがち。でも本で読むとサラッと流していた部分について、わかり易く理解できるなと感じました。使い古された言葉や、言葉の無駄使い、脳内映像化されるか、詩情が浮かぶか。添削されると蘇る俳句、日本語にいかに美しい表現方法がたくさんあるのかため息が出てしまいます。2017/03/26
佳音
71
クイズ形式で読者に考えさせながら、プレバト作品を添削し解説して下さる本。よかったです。読んで刺激されて、つい駄句を二句ひねりました。(..)2016/10/09
パフちゃん@かのん変更
55
プレバトでの毒舌の根拠。実際の添削が書かれています。一句に季語は一つ。手垢のついた表現は避ける。分かり切った言葉の無駄遣いはしない。「切れ」の効果、動詞の効果、助詞の効果。いろいろためになることが書かれていますが、一度には使いこなせませんね。まあ、徐々に。2017/08/28
ゆうゆうpanda
36
自称『いつき組』組員。俳句投稿半年目にして組長のお書きになった入門書を拝読いたしました!なんたる後手!こんな感じかな~ってイメージだけで取り組んでいた。最初に知識ばかり入れると個性が無くなるぅなんて偉そうな発想が邪魔をしていた。ウググ…こんなに分かりやすくて、個性を尊重してくれる懐の深さを持った入門書だったなんて!投稿サイトは兼題から詠むから季語に引きずられないようにしよう。カット割りに気を付けよう。ついつい時事ネタを入れたくなるけど、最終的に季節を大事にしているか確認しよう。チェック項目が一気に増えた。2016/02/29