ideaink<br> ファッションは魔法

電子版価格
¥900
  • 電書あり

ideaink
ファッションは魔法

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 177p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784255007533
  • NDC分類 589.2
  • Cコード C0095

内容説明

ファッションの魔法を取り戻す。1秒でも着られれば服になり、最大瞬間風速で見る人を魅了し世界を動かす。物語を主人公に巨大な熊手のコスチュームで秘境の祭りを出現させる山縣。ファッションショーと音楽ライブを合体させ、アニメやアイドルを題材に日本の可能性を探る坂部。「絶命展」でファッションの生と死を展示して大反響を呼び、自らのやり方でクリエイションの常識を覆してきた2人の若き旗手が、未来の新しい人間像を提示する。「これからのアイデア」をコンパクトに提供するブックシリーズ第9弾。

目次

第1章 ファッションは広い場所を求めている(ストリートに飛び出した生々しいファッション;カテゴライズできない人間を提示する;ファッションの「祭り」で物語を表現する ほか)
第2章 ファッションの魔法を取り戻す(ヨーロッパで出会った新人たち;制服から漏れ出る個性に注目する;常識を取り外すために別空間を作る ほか)
第3章 ファッションは生きている(人間という中心軸があるからリアルになる;環境は人間を通して服に織り込まれる;世界トップレベルのプレッシャー ほか)

著者等紹介

山縣良和[ヤマガタヨシカズ]
ファッションデザイナー。1980年鳥取県生まれ。2005年、セントラル・セント・マーチンズ美術大学ファッションデザイン学科ウィメンズウェアコースを首席で卒業。ジョン・ガリアーノのデザインアシスタントを務めた後、帰国。2007年4月、自身のブランド「writtenafterwards(リトゥンアフターワーズ)」を設立。2009年春夏より東京コレクションに参加し、2009年にアーネム・モード・ビエンナーレ(オランダ)のオープニングショーを務める。2012年、日本ファッション・エディターズ・クラブ賞新人賞を受賞。デザイナーとしての活動のかたわら、ファッション表現の実験と学びの場として「ここのがっこう」を主宰している。京都精華大学、エスモードジャポンなどでも教える

坂部三樹郎[サカベミキオ]
ファッションザデイナー。1976年東京都生まれ。2006年、アントワープ王立芸術アカデミーファッション科マスターコースを首席で卒業。同年に台湾出身のシュエ・ジェンファンとブランド「mikio sakabe(ミキオサカベ)」を立ち上げる。2007‐08年秋冬のプレゼンテーションでパリコレクションに公式参加。2008年春夏以降は、東京とパリを軸にミラノ、ニューヨーク、バルセロナなどの都市でコレクションを発表し、アーティスト集団のChim↑Pomや秋葉原系アイドルのでんぱ組.incともコラボレートする。「ここのがっこう」やエスモードジャポン、バンタンデザイン研究所で教える(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yk

10
カテゴライズできないもの。とされていたものが今はカテゴライズされるようになったのではないかなー。でもそれっていいことなんだかなー。言葉があるから形になる。今までなかったものを形にすることが絶対にいいことではないと思う。なんともならないものってのがあるからファッションだったり音楽だったりがあるんだと思う。最後らへんに書いてあった"もや"って表現が言い得て妙ですね。2021/12/12

3
ファッションへの興味のなさは他者の視線を無視した傲慢な態度だという著者の指摘にはハッとさせられた。自分はファッションには特段興味がないので、その態度を改める必要があるのかも。ただ本書に出てくるデザイナーたちのデザインした衣服は、前衛的で自己主張が強すぎて、自分には合わないと思うので、とりあえず自分は脱ユニクロかつコンサバ系を目指して頑張ろうと思う。あと言語化できないものやデータ化できないものを重視する著者の姿勢には分野は違えど共感を覚えた。2016/01/05

茶器

3
姉からの借り物。2015/01/01

2
ふーんって感じ。。 昔はファストファッションでトレンドを取り入れていたが、今は「自画撮り」の写真を加工すればそれで満足する傾向があるとのこと、たしかに。びっくり記述→「ロリコンは、まだティーンエイジャーも前半の少女、つまり性別としては中性とも言える存在を好きな男性です。僕の解釈では、近代的な日本の社会道徳の中で男性を好きになることが抑圧されて(つまりゲイのポテンシャルはあるのに)、それが男性でも女性でもない存在に向かうのがロリコンではないかと思うのです。」ゲイと少女に対する侮辱では2023/03/01

いわちき

2
中ザワヒデキ『近代美術史テキスト』と共に読了。年代が符号するかは知らないが、この本の中で語られているファッションは中ザワヒデキテキストで言うところのモダニズム=未視感へ前進し続ける力 であり、その前進の方法はシミュレーショニズム的であると思った。ファッション(流行)はいつか死を迎える宿命だが、ファッションは死と再生こそが本質であると本書が言いもしかしたらファッションは美術の先をゆく何かではないかと思ったので…2016/11/05

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/7665433
  • ご注意事項