内容説明
ファッションの魔法を取り戻す。1秒でも着られれば服になり、最大瞬間風速で見る人を魅了し世界を動かす。物語を主人公に巨大な熊手のコスチュームで秘境の祭りを出現させる山縣。ファッションショーと音楽ライブを合体させ、アニメやアイドルを題材に日本の可能性を探る坂部。「絶命展」でファッションの生と死を展示して大反響を呼び、自らのやり方でクリエイションの常識を覆してきた2人の若き旗手が、未来の新しい人間像を提示する。「これからのアイデア」をコンパクトに提供するブックシリーズ第9弾。
目次
第1章 ファッションは広い場所を求めている(ストリートに飛び出した生々しいファッション;カテゴライズできない人間を提示する;ファッションの「祭り」で物語を表現する ほか)
第2章 ファッションの魔法を取り戻す(ヨーロッパで出会った新人たち;制服から漏れ出る個性に注目する;常識を取り外すために別空間を作る ほか)
第3章 ファッションは生きている(人間という中心軸があるからリアルになる;環境は人間を通して服に織り込まれる;世界トップレベルのプレッシャー ほか)
著者等紹介
山縣良和[ヤマガタヨシカズ]
ファッションデザイナー。1980年鳥取県生まれ。2005年、セントラル・セント・マーチンズ美術大学ファッションデザイン学科ウィメンズウェアコースを首席で卒業。ジョン・ガリアーノのデザインアシスタントを務めた後、帰国。2007年4月、自身のブランド「writtenafterwards(リトゥンアフターワーズ)」を設立。2009年春夏より東京コレクションに参加し、2009年にアーネム・モード・ビエンナーレ(オランダ)のオープニングショーを務める。2012年、日本ファッション・エディターズ・クラブ賞新人賞を受賞。デザイナーとしての活動のかたわら、ファッション表現の実験と学びの場として「ここのがっこう」を主宰している。京都精華大学、エスモードジャポンなどでも教える
坂部三樹郎[サカベミキオ]
ファッションザデイナー。1976年東京都生まれ。2006年、アントワープ王立芸術アカデミーファッション科マスターコースを首席で卒業。同年に台湾出身のシュエ・ジェンファンとブランド「mikio sakabe(ミキオサカベ)」を立ち上げる。2007‐08年秋冬のプレゼンテーションでパリコレクションに公式参加。2008年春夏以降は、東京とパリを軸にミラノ、ニューヨーク、バルセロナなどの都市でコレクションを発表し、アーティスト集団のChim↑Pomや秋葉原系アイドルのでんぱ組.incともコラボレートする。「ここのがっこう」やエスモードジャポン、バンタンデザイン研究所で教える(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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