内容説明
2人に1人が、がんになる時代、放射線治療と緩和ケアの専門医が語る「これだけは知ってほしいこと」国の「がん対策推進基本計画」見直しに応じた最新版!
目次
第1章 働く世代のがんが増えている
第2章 自分でできるがん対策
第3章 なぜ、がんはやっかいな病気なのか
第4章 子どものがん
第5章 後悔しないがん治療
第6章 がんの「痛み」を取り除く
著者等紹介
中川恵一[ナカガワケイイチ]
東京大学医学部附属病院放射線科准教授、緩和ケア診療部長。1960年東京生まれ。1985年東京大学医学部医学科卒業、同年東京大学医学部放射線医学教室入局。1989年スイスPaul Sherrer Institute客員研究員、2002年東京大学医学部放射線医学教室助教授などを経て現職。厚生労働省「がん対策推進協議会」委員、同「がんに関する普及啓発懇談会」座長、同「がん対策推進企業アクション」アドバイザリーボード議長、日本放射線腫瘍学会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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白義
9
がんに関する基礎知識を優しく網羅した必携のハンドブック。著者の類書の中でも平易さと基礎性において秀逸で、がんという病気のなりからデータ、予防するための生活につきあいかたまでこなれていて、変な代替医療に警鐘をならしているのも○。現在、がん全体で見た治癒率は57%であり、小児がんもかつての治癒率三割から七割にまで向上している。転移しない限り、あまり怖くない病気だと読者を諭しながら、人生の老化の一環としてがんを捉える姿勢には強い説得力がある2013/09/25
白玉あずき
6
尊敬する中川先生の著作。がん相談室で患者と家族に対する説明に使うらしい。が、残念ながら非常に版が小さい。高さ12CM。これでは患者文庫にも置きにくい。担当看護師と一緒に覗き込めるような、イラスト入りの大きい版の本の方が良かったのではないだろうか。失敗したかも。内容はごく正統で理解しやすく、がんに対する恐怖を和らげる非常に良いもの。2014/03/31
A・K
0
分かりやすい癌の入門本.2014/07/20