内容説明
毎日の暮らしも世界の問題も、たったひとつの思いつきで「楽しく」変えられる。おばあちゃんを元気にするニットブランド、街を賑わす「うわさ」の貼り紙。月間読者12万人のウェブマガジンを営むグリーンズが、社会を変えた伝説のアイデアを世界中から紹介。これからの街、子育て、エネルギー…「自分ごと」で未来の社会をつくるためのヒント集。話題の実践家、山崎亮、山口絵理子、井上英之各氏のインタビューも収録。「これからのアイデア」をコンパクトに提供するブックシリーズ第2弾。
目次
第1章 「自分ごと」から始める(おばあちゃんを指名してカスタムメイドするニットブランド「ゴールデン・フック」;「うわさ」の力で街を賑やかにするアートイベント「八戸のうわさ」 ほか)
第2章 「これからの○○」をつくる(スピードを「守った」人に宝くじが当たる「スピード・カメラ・ロッタリー」;究極の環境PR。1枚のチラシで28万人にプロモーションした2匹のパンダ ほか)
第3章 行動をデザインする(マイカップ持参でポイントをシェアする「カルマ・カップ」;街が一変するデザインで投票率を上げた「KOTOBUKI選挙へ行こうキャンペーン」 ほか)
第4章 「新しいあたりまえ」になる(「生まれ変わる」ための復興プロジェクト「石巻2・0」;共同購入でソーラーパネルを割安で導入できる「1BOG」 ほか)
1 ~ 1件/全1件
- 評価
退屈しのぎ本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tαkαo Sαito
54
友人の推薦本。面白かったです。クリエイティブなアイデア、アクション、デザインなどが世の中を良くするんですね!そして大事なことは一人一人が普段から持っている「こうしたい」とかの気持ち。 可士和さんのブランディングなどのような取り組みにも前から興味がありますし、去年の10月に大学で公募してた県内のまちづくりコンテストに友達と参加した時を思い出しました。 またいくつかヒントが得られました! クリエティブに!2015/02/19
maito/まいと
16
デザインといってもロゴや服飾といった「意匠」モノではなく、社会の問題や課題を解決する、という意味のデザイン。売り上げや利益目的を前面に押し出さず、共感や納得を前提にした、面白く斬新な施策を数多く紹介。古い本で目新しさや価値付け要素は後退しているけど、どこにフォーカスするか、という気づきはこれからもっと求められる。そして一人で作り上げるのではなく、みんなを巻き込めるような要素も必要。「何のために」に「誰か(みんな)」がもっと入り込んで、社会雰囲気全体すら変えていけるようになるために、頭を柔らかくする1冊だ2020/03/31
ハチアカデミー
10
「仕事」をテーマとした仕事のために、年末から仕事本を読んでいる。本書では、アイデアを提案、実践することで商売に役立てた事例を紹介。いま「仕事」として成り立っているものが全てではなく、たったひとつの思いつきが仕事になるという提案はやや前向きすぎる気がしないでもない。のだが、これだけの事例を示されると俺も何か…と思わされてしまう魅力がある。「仕事」ではなく「自分事」として、主体的に働くことで見えてくるものもあるのだ。おばあちゃんにニットアイテムを注文できる仕組みや、新聞紙のバックなど、個性的な事例が多い。2015/01/06
Hiroki Nishiyama
10
楽しい―!!わくわくする!こういう事を一生やっていこうと思う!それが金になろうがならまいが関係ないですよね!たのしいことやっていこう!2012/07/24
ぐっち
8
ちょっとした不満からアイディアが生まれ、実行することによって地域が変わり、社会が変わる。誰かにやらされるのではなく、自分が楽しみつつ進んで行動する。自分もこんなクリエイティブな仕事をしてみたいな。2015/01/25