出版社内容情報
<できることは無限大。では、なぜ動くか説明できますか?>
私たちはコンピュータに囲まれています。この「究極の道具」なしには1日だって過ごせない――そんな道具を、いつまでも便利な(でも時々調子が悪くなって困る)魔法の箱のままにしておいていいのでしょうか。
そこで本書は、「使ってるけどよくわからない」という人に向けて、「コンピュータの肝」を講義し、まとめました。なぜ“計算”で音楽が聴けるのか。そもそも、なぜ“計算”できるのか。
ふだん使っているときの実感を手放さず、また中途半端なたとえ話でお茶を濁すこともなく。初歩から本質まで、誰にでもわかる言葉で。あなたはきっとはじめて、この道具の核心――「記憶(の書き換え)」とその「見立て」――を理解することでしょう。
「一度自分にインストールすれば、(……)多少ソフトやハードが変化したとしても、それが再び魔術に見えてしまうことはない。そんな胆力のある、肝の据わった理解こそが、長い目で見て有効だと思います」(あとがきより) この理解は一生ものです。
■もくじ
1 コンピュータがわかる、とは?
2 コンピュータは万能の機械?
──宿題 コンピュータにできないこと
3 コンピュータはなぜいろんなことができるか
4 私たちは記憶をいじっている
──Q&A コンピュータの記憶について
5 機械の中にはだれもいない
──Q&A コンピュータのハードについて
6 補講 インターネットとメールの仕組み
──Q&A インターネットとメールの仕組み
あとがき
■著者紹介
山本貴光(やまもと・たかみつ)
文筆家・ゲーム作家・起稿家・非常勤講師(東京ネットウエイブ、一橋大学大学院)。一九七一年生まれ。慶應義塾大学環境情報学部卒業。コーエーでのゲーム制作を経てフリーランス。「哲学の劇場」主宰。関心領域は書物、映画、ゲーム、原節子など。著書に『ゲームの教科書』(馬場保仁との共著、ちくまプリマー新書)、『デバッグではじめるCプログラミング』(翔泳社)、『問題がモンダイなのだ』(吉川浩満との共著、ちくまプリマー新書)、『心脳問題』(吉川浩満との共著、朝日出版社)など。共訳書にジョン・R・サール『MiND 心の哲学』(朝日出版社)がある。コーエーで企画者/プログラマーとして携わったゲームは『That's QT』『戦国無双』『三國志VII』ほか多数。
内容説明
これからの時代に、ずっと使える教養を身につける。
目次
1 コンピュータがわかる、とは?
2 コンピュータは万能の機械?
3 コンピュータはなぜいろんなことができるか
4 私たちは記憶をいじっている
5 機械の中には誰もいない
6 補講インターネットとメールの仕組み
著者等紹介
山本貴光[ヤマモトタカミツ]
文筆家・ゲーム作家・起稿家・非常勤講師(東京ネットウエイブ、一橋大学大学院)。1971年生まれ。慶應義塾大学環境情報学部卒業。コーエーでのゲーム制作を経てフリーランス。「哲学の劇場」主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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