内容説明
未来へと向かう若者たちへの星野道夫のメッセージを、珠玉の写真とともに贈る。日英バイリンガル収録。
著者等紹介
星野道夫［ホシノミチオ］
１９５２年千葉県市川市生まれ。慶応義塾大学経済学部卒業。動物写真家・田中光常氏の助手を２年務めた後、アラスカ大学野生動物管理学部に留学。以降アラスカで自然や野生動物、そこに住む人々を撮り続ける。１９９０年木村伊兵衛賞受賞。１９９６年ロシア・カムチャッカ半島での取材中、ヒグマによる事故で急逝
ミンツァー，ロバート・Ａ．［ミンツァー，ロバートＡ．］［Ｍｉｎｔｚｅｒ，Ｒｏｂｅｒｔ Ａ．］
翻訳家、コピーライター。１９４９年ニュージャージー州生まれ。１９７８年にハーバード大学大学院東洋言語文化学部にて文学博士号を取得
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
にし
39
星野さんが中学生向けに講演した内容をまとめた本です。限りない可能性をもつ世代へ、いろいろな生き方を選択できる人生、でも時間は限られていると。生涯をアラスカでじっくりと生きた星野さんの言葉が綴られています。掲載された写真は息をのむ美しさ。これぞ星野道夫です。柳田邦夫さんの解説も直子夫人のあとがきも心に残る送る言葉でした。2014/02/26
旅本 泉
4
今から15年近く(？)前に、小学校の教科書でお名前を拝見してましたが、この度本屋で著書を発見し購入。 アラスカに暮らす生き物の雄大さを、写真を持って伝えてくれる。 特に白熊やアザラシの可愛らしい写真が印象的でした。2018/05/29
mikamika
4
図書館でたまたま手にとった本。良かった！口絵の生き生きとした動物たちの写真にまず引きつけられ、文章も分かりやすくあっという間に読了。「アラスカに行きたい」という情熱を持ち続け、最終的に住んでしまった著者。ツテのない状態でアラスカの村々へ「ホームステイさせてください」と手紙を書いたり、アラスカ大学の受験に落ちて教授に直談判しに行っちゃったり。行動力がハンパなかった。なにより著者が大自然と動物とに向き合う眼差しがそのまま表れているような写真に感動した。2016/07/21
uruga130
4
中学生に向けた講演内容をまとめたものなので、文章的表現がよいとかではないのだけれど、星野さんの純粋でストレートな想いやことばが、生き生きと美しく撮られているアラスカの動物たちの写真とマッチして、何か惹かれる本でした。「夢」とか「本当にやりたいこと」って何だろう？と、いろんなことに疲れてあきらめてしまった大人に、ふと素直に思い出させてくれる気がします。2011/01/21
nadel
3
まっすぐで、少年のようで、透徹した思考を持つ人だなと、改めて思った。2009/05/26
