内容説明
撮影は、これまでカメラがほとんど入ったことがなく、ふだんは決してダンサーも行かない、怪人が住むと言われるパリ・オペラ座の地下水路、ワイヤーの張り巡らされた奈落、落書きだらけの屋根裏、アポロ像を天頂に戴くバロック様式の屋上などで2年の歳月をかけて行われた。3世紀の歴史を誇るバレエの発祥地であるオペラ座カルニエ宮のBACKSTAGEを舞台に、ダンサーが写真家だけに踊って見せた、“魂の神髄、肉体に宿る炎”のドキュメンタリーである。
著者等紹介
篠山紀信[シノヤマキシン]
1940年、東京生まれ。写真家
ルグリ,マニュエル[ルグリ,マニュエル][Legris,Manuel]
1964年、パリ生まれ。パリ・オペラ座エトワール・ダンサー。5歳でバレエを始め、11歳でオペラ座バレエ学校に入学、1986年7月に当時の芸術監督であった伝説のダンサー、ルドルフ・ヌレエフにより最高位のエトワールに任命される。以後16年にわたって、古典からイリ・キリアンにいたる現代までの、上演したほとんどすべての作品で「オペラ座にルグリあり」と言われ、世界の桧舞台で活躍を続ける。2000年には、モナコ・ダンス・ダンス・アワーズで世界一の男性ダンサーに選ばれ、最大の舞踏家に与えられるニジンスキー賞に輝く
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