出版社内容情報
先史時代の食糧獲得社会の諸相を,環境生態と適応技術システムの観点から概観。〔内容〕誘導型先史狩猟採集民の食糧獲得/漁撈の開始/縄文時代の海洋適応/定住社会の採集経済/定住狩猟民の狩り/食生態と食文化/大洋の食糧獲得/他
目次
食糧獲得社会の考古学
遊動型先史狩猟・採集民の食糧獲得―日本列島の旧石器時代
最終氷期末における内水面漁撈の導入をめぐって
縄文時代の海洋適応
縄文・弥生幻想からの覚醒―先史社会研究における狩猟・採集・育成技術の経済構造化論
定住狩猟民の狩り―縄文・弥生のハンティング・システム
縄文人の食生態
オセアニア島嶼部における生計戦略の長期過程
熱帯アジア地域の狩猟採集民の生業像―時間軸と空間軸上の変異
中国大陸の先史狩猟採集民
北米北西海岸とカリフォルニアの狩猟採集民
初期人類の食料獲得戦略
著者等紹介
佐藤宏之[サトウヒロユキ]
1956年宮城県に生まれる。1994年法政大学大学院博士課程修了。東京大学大学院人文社会系研究科考古学専門分野助教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。