目次
1 進化心理学とは何(ではないの)か?
2 進化心理学と神経・生理
3 進化心理学と感情
4 進化心理学と認知
5 進化心理学と性
6 進化心理学と発達
7 進化心理学とパーソナリティ
8 進化心理学と社会
9 進化心理学と言語
10 進化心理学と文化
11 進化心理学と道徳
12 進化心理学と宗教
13 進化心理学と教育
14 進化心理学と犯罪
著者等紹介
小田亮[オダリョウ]
1967年徳島県に生まれる。1996年東京大学大学院理学系研究科生物科学専攻博士課程修了。現在、名古屋工業大学大学院工学研究科教授。博士(理学)
大坪庸介[オオツボヨウスケ]
1971年長崎県に生まれる。現在、東京大学大学院人文社会系研究科教授。Ph.D.(Psychology)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りょうみや
22
これまで進化心理学の一般書はいくつも読んだが専門書と言えるのは初。タイトルに「進化心理学」と入った専門書はこれまでほとんど見当たらなかった。14章のオムニバス形式で、心理学の一通りの分野を進化(遺伝)と結びつけている。進化はエビデンスを揃えることが難しい。ストーリー仕立てで断定的に語りがちな一般書と比べて、結論を慎重に述べているあたりが専門書っぽい。専門用語もそれなりなので心理学の入門レベルが分かっていないと難しい。参考文献が豊富なので次に読みたい本がいくつも探せる。2023/06/17
marukuso
1
心理学の各領域に対応した形で目次だてされており、進化心理学の最新の動向がまとめられている。あらゆる分野に影響を与えており、進化論を軸とした新たな研究アプローチがますます出てくるのであろうと思われる。2024/01/03