出版社内容情報
いつ,どこで,だれが何のために俗語を生み出すのか,さまざまな用例とともにわかりやすく解説。
米川明彦[ヨネカワ アキヒコ]
梅花女子大
内容説明
俗語はおもしろい。その表現のおもしろさ、俗語の働きについて歴史をひもといてみる価値がある。俗語の力を正しく知ってもらえるよう、俗語研究の第一人者によって書きおろされた入門書が本書である。さあ俗語の世界をのぞいてみよう。
目次
1 俗語ってどんなことばか
2 俗語は何のために使うのか―目的と機能
3 どのように俗語を造るのか
4 俗語はいつ、どこで生まれたのか
5 俗語は何をどう表現しているのか
6 俗語はどんな人がどれくらい使うのか
7 俗語の宝庫1 流行語
8 俗語の宝庫2 若者ことば
9 俗語の宝庫3 業界用語
10 俗語も変わっていく
11 俗語も消えていく
著者等紹介
米川明彦[ヨネカワアキヒコ]
1955年三重県に生まれる。1985年大阪大学大学院文学研究科博士課程修了。現在、梅花女子大学文化表現学部・教授。学術博士。専攻は日本語語彙・手話言語研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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クジラ
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約40年間も俗語の用例収集を続けてきた著者が書いた俗語集。正しい表現の俗語への言い換えが砕けた感じで面白かった。ものすごく詳しい内容です。2024/12/06
還暦院erk
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図書館本。載っている俗語数が非常に多く、分野も多岐にわたっていて読了まで時間がかかった。手持ちの電子辞書搭載の『広辞苑第五版』には載ってないのに『第七版』にはあるという俗語や、両方に載っていない新語なんかをいろいろ発見確認できて実のあるアクティブ読書だった。ところで、一語読んだら一円の広辞苑(第七版)貯金は開始後2か月余り。現在約3600円。第五版調べまでカウントしたら5000円越えだけど、自分ルールで「紙の辞書縛り」しちゃったんだからしょうがない。広辞苑で俗語を引くのも結構楽しいよ。広くおススメ。2018/04/24