植物土壌病害の事典

植物土壌病害の事典

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  • サイズ B5判/ページ数 272p/高さ 27cm
  • 商品コード 9784254420203
  • NDC分類 615.81
  • Cコード C3561

出版社内容情報

植物被害の大きい主要な土壌糸状菌約80属とその病害について豊富な写真を用い詳説。〔内容〕〈総論〉土壌病害と土壌病原菌の特性/種類と病害/診断/生態的研究と諸問題/寄主植物への侵入と感染/分子生物学。〈各論〉各種病原菌(特徴,分離,分類,同定,検出,生理と生態,土壌中の活性の評価,胞子のう形成,卵胞子形成,菌核の寿命,菌の生存力,菌の接種,他)/土壌病害の生態的防除(土壌pHの矯正,湛水処理,非汚染土の局部使用,拮抗微生物の処理,他)

【目次】
1. 総論
 1.1 植物土壌病害と土壌病原体の生態
 1.2 土壌病原体の種類とその病害
1.3 土壌病害の診断
1.4 土壌病原体の決定上の諸問題と生態研究
 1.4.1 罹病植物からの分離
 1.4.2 病土からの糸状菌(真菌)の分離
 1.4.3 胞子形成と同定
 1.4.4 接種試験と病原の決定
 1.4.5 病原菌決定のむずかしさ
1.5 生態学上の諸問題
 1.5.1 土壌の糸状菌(真菌)の研究とその歴史
 1.5.2 土壌および根部生息菌の生態的分類
 1.5.3 根部と地上部にいる糸状菌
 1.5.4 根菌と土壌微生物
 1.5.5 土壌病原菌と他の微生物との関係
 1.5.6 土壌中の菌量(菌密度,菌数)と発病
 1.5.7 土壌中での腐生生活
 1.5.8 土壌中での発芽と菌の消長
 1.5.9 土壌環境要因と土壌病原菌との関係
 1.5.10 土壌病原菌の土壌中での寿命
 1.5.11 寄生植物への侵入と感染
 1.5.12 土壌病原菌の伝播
1.6 植物の土壌病害研究と分子生物学
2. 各論
2.1 土壌伝染性植物ウイルス病
 2.1.1 線虫媒介のウイルス病
 2.1.2 菌媒介のウイルス病
 2.1.3 媒介者不明の土壌伝染性ウイルス病
2.2 土壌伝染性植物細菌病
 2.3 アブラナ科根こぶ病とその病原菌
 2.3.1 根こぶ病菌の特徴と分類・同定
 2.3.2 根こぶ病菌の生態
2.4 Aphanomyces 属菌とその病害
 2.4.1 特徴と分類・同定
 2.4.2 Aphanomyces属菌の生態
 2.4.3 植物体への侵入と感染
2.5 Phytophthora 属菌とその病害
 2.5.1 特徴と分類・同定
 2.5.2 Phytophthora 属菌の生態
2.6 Phythium属菌とその病害
 2.6.1 特徴と分類・同定
 2.6.2 Phythium属菌の生態
 2.6.3 寄生植物への侵入と感染
2.7 Cylindrocladium 属菌とその病害
 2.7.1 特徴と分類・同定
 2.7.2 生態と病害の耕種的防除
2.8 Fusarium属菌とその病害
 2.8.1 特徴と分類・同定
 2.8.2 Fusarium属菌の生態的特質
2.9 Macrophomina phaseolinaとその病害
 2.9.1 特徴と分類・同定
 2.9.2 菌核の生態
 2.9.3 定量法
 2.9.4 土壌中の菌数
 2.9.5 菌核の発芽
2.10 Rhizoctonia 属菌とその病害
 2.10.1 特徴と分類・同定
 2.10.2 Rhizoctonia 属菌の生態
 2.10.3 寄生植物への侵入と感染
2.11 Verticillium 属菌とその病害
 2.11.1 特徴と分類・同定
 2.11.2 Verticillium 属菌の生態
 2.11.3 寄生植物への侵入と感染
2.12 Rosellinia necatrix による自紋羽病
 2.12.1 特徴と分類・同定
 2.12.2 白紋羽病菌の生態
2.13 ならたけ病とナラタケの生態
 2.13.1 特徴と分類・同定
 2.13.2 ナラタケの生態
2.14 Heterobasidion annosumによる根株心腐病
 2.14.1 根株心腐病の特徴とHeterobasidion annosumの分類・同定
 2.14.2 Heterobasidion annosumの生態
3. 土壌病害の生態的防除
3.1 土壌伝染性ウイルス病の生態的防除
 3.2 土壌伝染性細菌病の生態的防除
 3.3 アファノマイセス根腐病の生態的防除
 3.4 ピシウム病の生態的防除
 3.5 疫病の生態的防除
3.6 フザリウム病の生態的防除
3.7 リゾクトニア病の生態的防除
 3.8 バーテシリウム病の生態的防除
3.9 ならたけ病と根株心腐病の生態的防除
4. 索 引

内容説明

土壌病害は、地上部に病徴が現れる以前に、目に触れぬ地下部で病気が進行しており、病気の原因も分かりにくく、病原体の種類も多い。本書はその中で最も重要で80属以上の糸状菌が関係する土壌糸状菌とその病害を主な対象とし、被害も大きく主要な病害とその病原菌を選び記述した。

目次

1 総論(植物土壌病害と土壌病原体の生態;土壌病原体の種類とその病害;土壌病害の診断 ほか)
2 各論(土壌伝染性植物ウイルス病;土壌伝染性植物細菌病;アブラナ科根こぶ病とその病原菌 ほか)
3 土壌病害の生態的防除(土壌伝染性ウイルス病の生態的防除;土壌伝染性細菌病の生態的防除;アファノマイセス根腐病の生態的防除 ほか)

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