出版社内容情報
ウイルスに関する，原因・形態・進化などの最先端の知見を収めたもの。ウイルス領域だけでなく，周辺領域の人々にも有用。〔内容〕ウイルス学総論／動物ウイルス学原論／動物ウイルス学各論／植物ウイルス学各論／細菌ウイルス学各論
【目次】
1. ウイルス学総論
1.1 ウイルス学史粗描
1.2 動物のウイルス病と人間生活
1.3 人間
1.4 病因
1.5 形態
1.6 植物
1.7 植物のウイルス病
1.8 細菌
1.9 遺伝子
1.10 進化
1.11 コンピュータウイルス
2. 動物ウイルス学原論
2.1 ウイルス感染における宿主の抵抗性
2.2 形態
2.3 種類
2.4 伝播
2.5 病気
2.6 腫瘍
2.7 ストレスと免疫
2.8 インターフェロン
2.9 ワクチン
3. 動物ウイルス学各論
3.1 ボックスウイルス
3.2 ヘルペスウイルス
3.3 アデノウイルス
3.4 パポバウイルス
3.5 パルボウイルス
3.6 オルソミクソウイルス
3.7 パラミクソウイルス
3.8 ラブドウイルス
3.9 コロナ・アレナウイルス
3.10 トガウイルス
3.11 フラビウイルス
3.12 ピコルナウイルス
3.13 ブニヤウイルス
3.14 レオウイルス
3.15 レトロウイルス
3.16 肝炎ウイルス
3.17 プリオン
3.18 クラミジア
3.19 リケッチア
3.20 ウイルススベクター
3.21 昆虫ウイルス
3.22 エマージングウイルス
4. 植物ウイルス学各論
4.1 タバコモザイクウイルス
4.2 ポティウイルス
4.3 ビートネクロティクイエローベインウイルス
4.4 ダイアンソウイルス
4.5 ブロモウイルス
4.6 キュウリモザイクウイルス
4.7 植物ラブドウイルス
4.8 ライスドワーフウイルス
4.9 ホワイトクローバクリプティックウイルス
4.10 イネ縞葉枯ウイルス
4.11 ビーンゴールデンモザイクウイルス
4.12 カリフラワーモザイクウイルス
4.13 ウイロイド
4.14 サテライトウイルスとサテライトRNA
4.15 ウイルススベクター
5. 細菌ウイルス学各論
5.1 λファージの増殖と遺伝
5.2 T4ファージの構造と分子集合
5.3 T4ファージの遺伝子の発現，複製，組換え
5.4 T3，T7ファージの増殖と遺伝
5.5 バクテリオファージψX174
5.6 バクテリオファージψ29，M2ゲノムの複製：プロテインプライミングDNA複製
5.7 繊維状ファージの増殖と遺伝
5.8 RNAファージの遺伝子の複製と発現
6. 索 引
【編集者】
畑 中 正 一
【著者】
青 木 功 喜， 有 坂 文 雄
伊 藤 典 彦， 井 口 義 夫
五十嵐 章， 今 西 二 郎
石 浜 明， 池 上 正 人
池 田 日出男， 上 田 一 郎
上 田 重 晴， 内 田 孝 宏
榮 鶴 義 人， 奥 野 哲 郎
奥 良 信， 岡 田 吉 美
小 澤 敬 也， 大 里 外誉郎
大 谷 明， 加 藤 四 郎
加 藤 茂 孝， 河 合 明 彦
神 田 忠 仁， 川 出 由 己
桑 田 茂， 五條堀 孝
小 林 淳， 志 田 壽 利
島 田 隆， 鈴 木 善 幸
玉 田 哲 男， 高 島 郁 夫
高 島 裕一郎， 高 浪 洋 一
高 橋 壮， 谷 口 孝 喜
田 島 和 雄， 千 葉 峻 三
鳥 山 重 光， 豊 田 哲 也
永 井 美 之， 夏 秋 知 英
中 村 和 史， 中屋敷 均
難 波 成 任， 新 居 志 郎
野 本 明 男， 畑 中 正 一
林 多 紀， 廣 川 秀 夫
古 澤 巖， 藤 澤 久 雄
藤 永 け い， 細 貝 康 夫
堀 内 賢 介， 本 間 守 男
皆 川 貞 一， 宮 嶌 成 壽
宮 村 達 男， 見 上 彪
三 瀬 和 之， 南 嶋 洋 一
森 田 美 代， 山 下 利 春
吉 池 邦 人， 米 崎 哲 朗
淀 井 淳 司， 渡 辺 雄一郎
内容説明
ウイルスは動物の病気、人間の病気として恐れられ、それゆえにおもに病原体としての研究が中心になった。その予防策として「ウイルスにはワクチン」の考えが台頭した。動物ウイルスでは、とくに宿主の自己防衛のしくみが免疫系と呼ばれる複雑なシステムに密接に関係している。動物ウイルスと宿主との相互作用をできるだけ理解できるように、動物ウイルス学原論のかたちで造詣の深い研究者が執筆した。そのうえであまたある動物ウイルスの各論をじっくりと各専門家が専門的に書いた。
目次
１ ウイルス学総論
２ 動物ウイルス学原論
３ 動物ウイルス学各論
４ 植物ウイルス学各論
５ 細菌ウイルス学各論
