出版社内容情報
合理的な意思決定は経営組織論の骨格である。組織と経営の具体例を決定理論の側から眺め直す。〔内容〕決定理論と合理性/近代組織論とルーティン/ゴミ箱モデルと「やり過ごし」/分析モデル/研究開発と意思決定/戦略的提携と協調行動/他
内容説明
ゲーム理論では、戦争であろうと政治やビジネスであろうと、争いごとの存在するゲーム的状況に対する統一的な分析枠組みを提供している。決定理論とは、人間と自然(あるいは環境)との間のゲーム的状況を考えたものである。本書では、ゲーム理論から始めて、決定理論的な考え方について整理し、さまざまなモデル・戦略へと論を進めている。
目次
1 決定理論と合理性
2 近代組織論と組織ルーティン
3 ゴミ箱モデルと「やり過ごし」
4 意思決定の分析モデル
5 研究開発と意思決定プロセス
6 研究開発戦略
7 戦略的提携と協調行動の進化
著者等紹介
桑嶋健一[クワシマケンイチ]
1971年宮城県に生まれる。1999年東京大学大学院経済学研究科単位取得。現在東京大学大学院経済学研究科助手。著書に『成功する製品開発―産業間比較の視点―』(一部執筆、有斐閣、2000)
高橋伸夫[タカハシノブオ]
1957年北海道に生まれる。1984年筑波大学大学院社会工学研究科経営工学専攻退学。現在東京大学大学院経済学研究科教授。学術博士(筑波大学)。著書に『Design of Adaptive Organizations』(Springer,1987)。『経営統計入門―SASによる組織分析―』(東京大学出版会、1992)『ぬるま湯的経営の研究』(東洋経済新報社、1993)『経営の再生』(有斐閣、1995)。『日本企業の意思決定原理』(東京大学出版会、1997)『鉄道経営と資金調達』(有斐閣、2000)ほか
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