出版社内容情報
パワーエレクトロニクス技術の全体像をつかめるよう，最新の半導体から応用技術までを詳しく解説。PWM制御技術についてわかりやすく説明し，その技術が各種パワーエレクトロニクス装置にいかに活用されているかを，実際的に平易に解説。
【目次】
1. 電力用半導体素子
1.1 各種電力用半導体素子
ダイオード／パワートランジスタ／MOSFET,JGBT／サイリスタ,GTO
1.2 電力用半導体素子の損失
電力用半導体素子の電力損失／スナバ回路／ソフトスイッチング
2. DC‐DC変換装置
2.1 PWM技術
2.2 バックコンバータ
2.3 ブーストコンバータ
2.4 バックブーストコンバータ
2.5 その他のDC‐DCコンバータ
Cukコンバータ／Sepic／Zetaコンバータ
2.6 共振スイッチコンバータ
ZCS共振スイッチコンバータ／ZVS共振スイッチコンバータ
2.7 演習問題
3. DC‐AC変換装置
3.1 インバータ動作の条件
3.2 電圧形インバータ
インバータ回路とその動作／交流電圧波形の制御
3.3 電流形インバータ
インバータ回路とその動作／交流電流波形の制御
3.4 三相インバータ
電圧形インバータ／電流形インバータ
3.5 負荷共振形インバータ
3.6 交流電源と交換器動作
3.7 インバータの転流および制御様式
3.8 ひずみ波交流の電力
3.9 演習問題
4. AC-DC変換装置
4.1 整流回路
単相全波整流回路／三相全波整流回路
4.2 位相制御回路
単相全波位相制御回路／三相全波位相制御回路／重なり角
4.3 PWMコンバータ
単相PWMコンバータ／三相PWMコンバータ
4.4 演習問題
5. AC‐AC変換装置
5.1 交流電力調整回路
単相交流電力調整回路／三相交流電力調整回路
5.2 整流器‐インバータシステム
5.3 マトリックスコンバータ
5.4 演習問題
6. パワーエレクトロニクスの応用
6.1 チョッパによる直流電動機の駆動
6.2 インバータによる交流電動機の駆動
誘導電動機の駆動／同期電動機の駆動
6.3 インバータ蛍光灯
6.4 電力系統周波数変換装置
6.5 演習問題
7. 付 録
8. 参考文献
9. 索 引
内容説明
パワーエレクトロニクス技術の基本は、高速電力用半導体スイッチをＰＷＭ制御することによる、電力の変換と制御である。そこで本書は、まず、ＰＷＭ制御技術についてわかりやすく説明し、さらにその技術が各種パワーエレクトロニクス装置にどのように活用されているかについて理解できるように、平易に解説している。また文章による説明型あるいは詳細な方法論列挙型ではなく、わかりやすいオリジナルな図を多用して読者の理解を助け、例題、演習問題を適当数挿入し読者の理解が深まるよう工夫している。現在のさまざまな事例をすべて列挙するのは不可能である。そこで教科書として盛り込むべき基本的な事項を抽出し、できるだけ全体を通じた関連性をもたせて記述している。
目次
１ 電力用半導体素子
２ ＤＣ‐ＤＣ変換装置
３ ＤＣ‐ＡＣ変換装置
４ ＡＣ‐ＤＣ変換装置
５ ＡＣ‐ＡＣ変換装置
６ パワーエレクトロニクスの応用
７ 付録
