目次
第1部 人間の生態学とはいかなる科学か(人間の生態学の領域;フィールドワークについて;ラボラトリーワークと実験科学の役割;モデルのあてはめと予測―有効性と限界)
第2部 人間の生態を構成する要素(人間活動と生業適応;人口の再生産;生体の構成要素としてみた化学物質;食物と栄養;生体指標からみた人間の生態;健康と疫病)
第3部 人間の生態学の成果(個体群としての人間の適応―パプアニューギニアのギデラ人;近代化と人口増加、適応戦略の変容―パプアニューギニア高地;食と人間の安定同位体生態学;市場経済化する辺緑地域の生態史―海南島・黎族社会;環境要因の生態影響におけるバリエーション;病気と健康への生態学的アプローチ―アフリカでの住血吸虫対策;アジアにおける生業の転換と化学物質の導入)
第4部 人間の生態学の課題(環境学と人間の生態学―環境問題との接点;人間の生態学の保健学への応用;都市の生態学)
著者等紹介
渡辺知保[ワタナベチホ]
1955年東京都に生まれる。1989年東京大学大学院医学系研究科博士課程単位取得済退学。現在、東京大学大学院医学系研究科教授。保健学博士
梅崎昌裕[ウメザキマサヒロ]
1968年長崎県に生まれる。1997年東京大学大学院医学系研究科博士課程修了。現在、東京大学大学院医学系研究科准教授。博士(保健学)
中澤港[ナカザワミナト]
1964年東京都に生まれる。1992年東京大学大学院医学系研究科博士課程中退。現在、群馬大学大学院医学系研究科准教授。保健学博士
大塚柳太郎[オオツカリュウタロウ]
1945年群馬県に生まれる。1970年東京大学大学院理学系研究科修士課程修了。現在、自然環境研究センター理事長、東京大学名誉教授。理学博士
関山牧子[セキヤママキコ]
1977年茨城県に生まれる。2004年東京大学大学院医学系研究科博士課程中退。現在、東京大学サステイナビリティ学連携研究機構特任助教。博士(保健学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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