出版社内容情報
待望久しかった寺本数理生態学の全容を示す。日本の数理生態学の体系化に情熱を傾けてきた著者が若い読者に数理生態学の広がりと深さを魅力的に解説。〔内容〕個体数の変動/種間の相互作用/多種系の生物集団/他
【目次】
1. 個体数の変動
1.1 増 殖
1.2 捕獲・捕食
1.3 増殖の確率過程
1.4 齢構成と増殖
2. 種間の相互作用
2.1 種間競争
2.2 被食者-捕食者関係
2.3 3種間相互作用
2.4 2次元力学系の安定性解析について
3. 多種系の生物集団
3.1 力学的安定性
3.2 多種系のロトカ・ヴォルテラ方程式
3.3 食物連鎖網
4. 文 献
5. あとがき
6. 索 引
目次
第1編 個体数の変動(増殖;捕獲・捕食;増殖の確率過程;齢構成と増殖)
第2編 種間の相互作用(種間競争;被食者‐捕食者関係;3種間相互作用;2次元力学系の安定性解析について)
第3編 多種系の生物集団(力学的安定性;多種系のロトカ・ヴォルテラ方程式;食物連鎖網)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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数理生態学ならこの一冊。わかりやすく、数式も丁寧に解説されている2007/04/24
PapaShinya
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寺本さんの遺作です。簡潔にまとまっており、読みやすく、わかりやすい。のに、絶版状態なのはもったいない。この分野の定番入門書は、巌佐さんの数理生物学入門だが、初学者が読むにはボリュームが・・・。その点、寺本本は初学者が読むのに適当な量。とは言え、寺本本も読んですぐわかるというものではない。できれば、数式処理ソフトで各モデルの微分方程式を解いてグラフを描いて、パラメータをいじって遊んでほしい。各章に練習問題を入れ、その分野の最近の進展を解説し、さらに学習する際の参考文献等を入れて、新装再出版してほしい。2023/12/30
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