出版社内容情報
サイバネティクス――生体の制御と情報機構について生理学の側から集成。詳細な文献をあわせ,その全容を鳥瞰するのに最適の書。〔内容〕序論/情報の定量/連続変数としての情報/システム動作/制御/安定性
内容説明
本書は統合生理学(integrative biology)としての生物サイバネティクス(biological cyberneticsあるいはbiocybernetics)の概説書であり入門書である。
目次
序論(サイバネティクスの誕生;サイバネティクスとは何か;生物サイバネティクスの展開;生物数学と生物サイバネティクス)
情報の定量(情報とエネルギー;ディジタル情報とアナログ情報;文字情報の定量;文字情報源のエントロピー;文字情報生成の過程;文字列における相関と情報量;冗長性;連字と情報量 ほか)
連続変数としての情報(連続的な流れとしての情報;関数の積分変換;Fourier級数と周波数成分;Fourier変換;定常性;概周期性;周波数スペクトルとパワースペクトル ほか)
システム動作(システムということ;黒い箱と白い箱;インパルス応答とたたみこみ積分;周波数応答;周波数伝達特性の表示法;濾波器の周波数伝達特性;自己回帰とフィルターおよびパワースペクトルとの関係 ほか)
制御(制御と調節;制御様式;フィードバック制御系 ほか)
システムの安定性(安定と不安定;状態空間上における安定不安定;2次系の安定と不安定;フィードバック制御系の安定性;特性式に基づく安定判別 ほか)
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- 和書
- 三重県立反日高校