出版社内容情報
スカンディナヴィアを中心に,東はカスピ海から西は北米にまで及んだヴァイキングの全貌を提示。ヴァイキングの起源/ヴァイキング時代のスカンディナヴィア/海外のヴァイキング/ヴァイキング世界の終焉。地図46,図版307(カラー287)
内容説明
ヴァイキングの実像―いま再び「世界と人間の発見」を。現代ヨーロッパ文化のふるさとを訪ねる旅へ。その歴史・文化・地理・宗教など、全体像を解説。豊富な地図・写真・絵画を用いた視覚的な構成。
目次
第1部 ヴァイキングの起源(国土、気候および人;ヴァイキング時代以前のスカンディナヴィア)
第2部 ヴァイキング時代のスカンディナヴィア(社会、王、戦争;日常生活;都市、交易、手工業;学問と宗教)
第3部 海外のヴァイキング(西ヨーロッパ;ケルトの世界;北大西洋;ロシアと東方世界)
第4部 ヴァイキング世界の終焉(後期ヴァイキングとその時代)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
284
ヴァイキングを知らない人はいないだろうと思うくらいには有名な存在である。では、その実態は?というと、主にスカンジナビア半島あたりから舟でやってきて、集団でスコットランドやイングランドの沿岸部の町を襲撃する略奪集団ーといったあたりのイメージではないだろうか。本書は、そんなヴァイキングの歴史をたどるもの。歴史的には、793年にノルウェー人の船団がリンデンファーン島(東イングランド)の修道院を襲撃したことにはじまるというのが定説のようだ。彼らは舟もそうだが、独自の文化を持っていた。写真で見る限りでは⇒2025/04/30