出版社内容情報
ブナ・ミズナラ帯の冷温帯的風土をブナ帯文化と名づけ,この視点から日本文化の源流を探る。〔内容〕ブナ帯文化論/ブナ帯伝統文化と現代(堅果類,狩猟と漁撈,森林資源,農耕と生活,稲作,夏野菜栽培,スキー場,他)/文化の地域諸相
【目次】
1. ブナ帯文化論
1.1 ブナ帯文化の構図
1.2 植生からみた日本のブナ帯
1.3 世界におけるブナとブナ林の比較
1.4 ヨーロッパにおけるブナ帯農耕文化の諸特徴
2. ブナ帯における伝統的文化と現代の諸相
2.1 堅果類の採取と利用
2.2 ブナ帯の狩猟と漁撈
2.3 ブナ帯における森林資源の利用
2.4 ブナ帯における伝統的農耕と生活文化
2.5 ブナ帯における稲作の成立と限界
2.6 ブナ帯における夏野菜栽培の発展
2.7 ブナ帯におけるスキー場の立地と発展
2.8 欧米のブナ帯文化の日本への導入
2.9 ブナ帯山村の特質――照葉樹林帯山村との対比――
3. ブナ帯における文化の地域諸相
3.1 北上山地における伝統的ブナ帯農業
3.2 山形県置賜小国における生業と土地利用
3.3 長野県菅平高原における新しい地域生態
3.4 白山麓における薬草の採取・栽培と生業の変遷
3.5 中国山地におけるブナ帯農業
3.6 九重飯田高原における生業形態
4. 索 引
【編集者】
市 川 健 夫, 斎 藤 功
山 本 正 三
【著者】
市 川 健 夫, 石 井 英 也
斎 藤 功, 桜 井 明 久
白 坂 蕃, 田 林 明
手 塚 章, 林 一 六
牧 田 肇, 山 下 清 海
山 本 正 三, 渡 辺 誠