目次
1 はじめに
2 総説 地すべりの分類
3 空撮写真で見る日本の地すべり地形と世界の地すべり地形(地震に誘発された地すべり;集中豪雨に誘発された地すべり;火山体の大崩壊・流れ山地形;新第三紀層地すべり;複合的素因・誘因で発生する地すべり;火山地域の地すべり;キャップロック地すべり(火山岩・石灰岩・三紀層)
高起伏山地の重力性山体変形・岩盤崩落・土石流
地すべりダム)
著者等紹介
八木浩司[ヤギヒロシ]
鳥取県米子市に生まれ兵庫県姫路市で育つ。1979年東北大学理学部地学科地理学専攻卒業。1986年東北大学大学院理学研究科博士後期課程修了。防衛大学校数物教室助手、同講師、山形大学教育学部助教授を経て、山形大学地域教育文化学部教授。理学博士
井口隆[イノクチタカシ]
兵庫県に生まれる。1976年北海道大学理学部地質学鉱物学科卒業。防災科学技術研究所主任研究員などを経て、防災科学技術研究所客員研究員。博士(理学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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アナクマ
30
“たまにしか起きないけど必ず起こる“ でお馴染みの山体崩壊。例えば山のてっぺん、二重稜線に沿って窪んだ地形が続く線状凹地もそのひとつ。これは重力によって岩盤が緩慢に滑り落ちてできた山体の変形。長い目で見れば山も動いている、その動かぬ証拠だ。いや、動いてるんだが。◉12年、アンナプルナⅣ峰西壁が崩壊したときの氷河・岩屑雪崩は60km下流まで流れた。あなたの家は大丈夫ですか?◉ほかにも地震や集中豪雨で誘発された地すべり写真の数々。貴重な空撮を眺めるだけでも私たちがどんな世界に所属しているのか見えてきます。2022/12/20
田氏
18
このタイトルで面白くないわけがない、という感覚はご理解いただけなくて構わない。とにかく弊者はこの週末、この本とGoogleの3Dマップをこねくり倒して過ごしたのです。学術書ではあるけど、地形をかじっているならまあまあ読める程度の難易度じゃないだろうか。地形を(咀嚼の意味で)齧るような猛者にとってはどうだろうか。知るか。とりあえず自分には大変面白く読めた。のだが、いかんせん校正の至らなさが気になる。誤字、地名の表記ゆれや誤記、写真や図の指定が食い違ってたり。一番ひどいのは黒部五郎岳と野口五郎岳の取り違えか。2023/10/02
やま
13
山体崩壊が気になり読みました。山体崩壊といえば会津磐梯山が有名ですが、その威力のすさまじさに恐れおののきました。地すべりも含め、日本の各地が危険と隣り合わせなのかもしれません。専門用語がわからず少々苦労しました。2022/07/22
takao
2
ふむ2022/06/16