内容説明
有名な14の化石ラガシュテッテンをとりあげて、全体で250あまりの美しいカラー写真・地図・復元図とあわせて、簡潔に要約。構成は、化石ラガシュテッテンの一般的な紹介に続いて、各章ごとにそれぞれの化石産地を対象とし、まずその進化史上の位置と意義を紹介して、化石群を理解するうえで必要になる堆積学的な背景・層序・古環境を論じ、化石群の内容と古生態、そして、同時代の他のラガシュテッテンとの比較、文献リストとなっている。巻末には付録として、関連する博物館と実際に産地を訪問する際のガイドがまとめられている。
目次
エディアカラ
バージェス頁岩
スーム頁岩
フンスリュックスレート
ライニーチャート
メゾンクリーク
ボルツィア砂岩
ホルツマーデン頁岩
モリソン層
ゾルンホーフェン石灰岩
サンタナ層とクラトそう
グルーベ・メッセル
バルトのコハク
ランチョ・ラ・ブレア
著者等紹介
鎮西清高[チンゼイキヨタカ]
1933年長野県に生まれる。1961年東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。京都大学理学部教授、大阪学院大学情報学部教授を経て、京都大学名誉教授。大阪学院大学名誉教授。理学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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takao
3
ふむ2022/11/24
くりりんワイン漬け
1
Fossil Ecosystemsということで本書を図書館からお借りしたのだが、ん~どこがEcosystemなのだろうかと悩みました。各期ごとの恐竜の化石の紹介はしているが、本来生物学で使うEcosystemがどのように適用されているのかが不明でした。でも化石の本としては最高に面白かった。2015/10/22
黒胡麻
0
バージェス頁岩、ゾルンフォーフェン石灰岩、モリソン層など保存状態が特に優れた化石を産出することで有名な地点10か所を紹介している。細部まで保存されるに至った特殊なプロセスや、堆積物の状況から推測される当時の環境の復元など。2015/01/17