内容説明
「海水はどうして塩辛いのか?」「海岸に打ち寄せる波はどこからくるのか?」「どうして深海魚は奇妙な形をしているのか?」…いまさら聞けない素朴な疑問が、海を少し意識するだけで湧いてきます。そんな疑問の数々に答えるべく、本書では海洋学初心者にもわかるように総合科学的視点から解説しています。きっと、本書を読み終わる頃には、『海の理解者』となっていることでしょう。
目次
1 人類の海洋進出(大航海時代~現在:海洋進出と時計の発明;地球表層の約7割は海で覆われている)
2 水の惑星(地球のエネルギー源は太陽だ;海流と台風の意外な関係:大気・海洋の相互作用;大気循環が生み出す地球規模の還流:風成循環;海水が塩辛いのは、「潮吹き臼」ではない:海水の地球化学;波の発生と消滅;深海とはどのようなところか:海洋の立体構造、深層流と表層流)
3 海洋と生物圏のリンク(生命は海洋から:生命の起源と海洋;魚たちの生き残り戦略;深海魚の奇抜な形はどのように決まったか)
4 海洋環境の現状と未来への展望(海洋民族としての日本人;深刻化する海洋汚染:海洋汚染の元凶;海洋資源の現状;健全な海を私たちは子孫に残せるだろうか?)
著者等紹介
横瀬久芳[ヨコセヒサヨシ]
1960年新潟県に生まれる。1990年岡山大学大学院自然科学研究科博士後期課程修了。現在、熊本大学大学院自然科学研究科准教授。学術博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ティス@考える豚
nosime_tombo
お抹茶
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