目次
1 生体構成物質と金属イオン(必須元素とその役割;生体系に存在する配位子と金属イオンの存在様式;金属イオンの特性;錯体の溶液中での挙動;生態系配位子との錯体系性;錯体の構造と性質;金属イオンの反応性;生体物質の配位化学と金属活性部位構造;補因子とその役割;金属イオンの分子環境)
2 金属タンパク質の構造と機能(電子伝達タンパク質;酸素結合タンパク質;エネルギー獲得系に関わる金属タンパク質 ほか)
3 ライフサイエンスとしての生物無機化学(金属イオンのホメオスタシス(取り込み、輸送、貯蔵、排出)
センサータンパク質と転写制御
金属タンパク質の活性部位形成
金属タンパク質の構造と機能の分子進化
疾病と金属)
4 生物無機化学の展開と応用(窒素サイクルにおける脱窒の意義と窒素の環境問題;金属タンパク質の産業利用;生物無機化学の歩みと展望)
著者等紹介
山内脩[ヤマウチオサム]
1936年愛知県に生まれる。1967年京都大学大学院薬学研究科博士課程修了。現在、名古屋大学名誉教授。薬学博士
鈴木晋一郎[スズキシンイチロウ]
1946年新潟県に生まれる。1974年大阪大学大学院基礎工学研究科博士課程修了。現在、大阪大学名誉教授。工学博士
櫻井武[サクライタケシ]
1950年兵庫県に生まれる。1978年大阪大学大学院基礎工学研究科博士課程修了。現在、金沢大学理工学域教授。工学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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