内容説明
本書では、生体がみせるマジックの種明かしを目指し、生体反応、特に酵素反応および核酸による情報伝達、保存における分子認識の機構を、分子レベルにおける相互作用まで掘り下げて解説した。
目次
生体機能における分子認識の重要性
酵素・核酸における分子認識の基礎(たんぱく質と核酸の分子構造;分子認識に対する分子間力)
酵素の分子認識と機能(酵素の構造と機能;酵素による分子認識はいつ起きるか;酵素による分子認識の実例;酵素による分子認識の人工的模倣)
核酸と分子認識(遺伝情報と核酸塩基間の分子認識;遺伝情報発現過程での分子認識;核酸と他の分子との相互作用;核酸の分子認識のモデル化)
酵素・核酸以外の分子認識(免疫グロブリンによる抗原‐抗体反応)