出版社内容情報
複雑なシステムに対し,複数のアプローチを用いて生のデータを収集・分析・解釈する方法を解説。〔内容〕紙リサイクル社会/背景/文献調査/世界のリサイクル/業界紙に見る/関係者/資源回収と消費/消費者と製紙産業/静脈を担う主体/他
内容説明
本書は紙リサイクル社会システムという複雑なシステムに対して、単一の調査を行なうのではなく、研究方法自体を模索しながら、複数のアプローチを用いて、手探りで研究を進めていった研究の報告である。
目次
序章 紙リサイクル社会を研究すること
1 紙リサイクル社会研究の背景と発端
2 世界の紙リサイクル社会のマクロ分析―文献調査による
3 業界紙に見る紙リサイクル社会の激動
4 紙リサイクル関係者の意見―インタビュー調査による
5 消費と資源回収の関連―日本の消費者調査
6 消費者と製紙産業の対比―日本の生産者調査
7 静脈をになう主体―回収業者・卸業者調査
8 消費者の国際比較―ドイツ、スウェーデン、日本の消費者調査
終章 データによって明らかにされたこと
著者等紹介
羽生和紀[ハニュウカズノリ]
1965年東京都に生まれる。1995年米国The Ohio State University,The Department of City and Regional Planning(Environment and Behavior Studies)博士課程修了。現在、日本大学文理学部心理学科助教授。Ph.D.
岸野洋久[キシノヒロヒサ]
1955年福岡県に生まれる。1980年東京大学大学院理学系研究科数学専攻修士課程修了。文部省統計数理研究所等を経て、現在、東京大学大学院農学生命科学研究科教授。理学博士
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。