出版社内容情報
ヒトの体内で薬物濃度がどのように変化するか?対象者全体での薬物のふるまいを統計的に解析。〔内容〕母集団薬物動態解析とは/薬物動態解析/統計理論/情報量規準/母集団の解析/血液中薬物濃度推移のベイズ推定/他の解析例/EIC/他
内容説明
本書の目的は、母集団薬物動態解析に必要となる統計理論の基本的な部分について説明することにある。現在一般的に使われている解析方法についても、その主な問題点を説明している。本書の対象となる読者は、実際の臨床試験において母集団薬物動態解析に関わる方々が中心になると予想されるが、より広い範囲の方々にも読んで頂きたいと考え、母集団薬物動態解析の基礎となる薬物動態解析の基本的な部分についても説明している。本書では、実際の臨床試験データの解析例も提示してある。
目次
1 序論
2 薬物動態解析の概略
3 統計理論の概略
4 情報量規準
5 母集団薬物動態解析
6 血液中薬物濃度推移のベイズ推定
7 おわりに
著者等紹介
赤池弘次[アカイケヒロツグ]
1927年静岡県に生まれる。1952年東京大学理学部数学科卒業。現在、文部科学省統計数理研究所名誉教授。総合研究大学院大学名誉教授。理学博士
矢船明史[ヤフネアキフミ]
1958年東京都に生まれる。1984年東京大学医学部医学科卒業。現在、文部科学省統計数理研究所客員助教授。クリニック千駄ヶ谷医師。博士(医学)
石黒真木夫[イシグロマキオ]
1946年埼玉県に生まれる。1974年東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。現在、文部科学省統計数理研究所教授。総合研究大学院大学教授。工学博士
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