出版社内容情報
前著『基礎からのベイズ統計学』から展開,高度な確率分布や統計手法によるモデリングを紹介。
豊田秀樹[トヨダ ヒデキ]
早稲田大学文学学術院・教授。編著者
内容説明
ベイズ的アプローチを利用し、汎用的に有用な解析技法と個別の認知モデルという、一見あい反する事柄を紹介。
目次
第1部 発展的な確率分布(ガンベル分布;ワイブル分布;異質性を考慮した二項分布モデルの分析;フォン・ミーゼス分布;パレート分布;非対称正規分布)
第2部 汎用的な解析技法(リンク関数;トピックモデル;隠れマルコフモデル;無制限複数選択形式の分割表データに対する因子分析;項目反応理論;Best‐Worst尺度法を利用した展開型IRTモデル)
第3部 認知モデル(心理パート:カッパ係数;心理物理学;信号検出理論;BARTモデル;アイオワ・ギャンブリング課題)
第4部 論文紹介(プレート表現を利用した論文の紹介)
付録(プレート表現の見方;モデル選択規準)
著者等紹介
豊田秀樹[トヨダヒデキ]
1961年東京都に生まれる。1989年東京大学大学院教育学研究科博士課程修了(教育学博士)。現在、早稲田大学文学学術院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Iwata Kentaro
5
むずい。再度開いたが歯が立たない。「というわけでこの数式を使うと」の「というわけで」が分からない。が、技法の目的は大体わかった。特に二項分布の異質性とかは使えるようになりたい。2020/05/02
tsk
1
掻い摘んで。ベイジアンモデリングの表現力の高さが分かる。後半の心理学的なモデルは複雑すぎて応用が見えないが、前半の色んな分野のごちゃごちゃしている部分がすごく便利。2017/07/26
yutayonemoto
1
【内容を確認】『基礎からのベイズ統計学』の実践応用という位置づけ。世界を見つめる眼差しとしての統計モデリング。世界を理解する観点としての認知モデル。10年、20年と勉強していく必要があると確信できる。しかし、それでもやはり、門外漢には難しい。徐々にモデリングとベイズについて分かってきた。視野狭窄の研究から抜け出すきっかけが、そこかしこに芽吹いている。2017/02/02