出版社内容情報
確率・統計の基礎概念を明らかにすることに主眼を置き，確率論の体系と推定・検定の基礎を解説〔内容〕確率の概念(事象／確率変数他)／確率変数の分布函数・平均値／独立確率変数列／独立でない確率変数列(マルコフ連鎖他)／統計的推測／他
内容説明
本書は、大学理工科系学生のために、教科書または参考書として書かれたものである。確率論および統計論の基礎概念を明瞭にするということに、主眼点をおいた。確率論を組み立てていく方法、とくに近代数学を背景にして、確率論の体系を示すことに努力した。
目次
第１章 確率の概念（事象、集合；事象の演算、集合の演算 ほか）
第２章 確率変数の分布函数、平均値（確率変数の性質；積分 ほか）
第３章 独立確率変数列（独立な試み、独立でない試み；独立確率変数の性質 ほか）
第４章 独立でない確率変数列（条件付確率、条件付平均値；マルチンゲール ほか）
第５章 統計的推測（統計的推測；有効統計量、十分統計量 ほか）
著者等紹介
河田竜夫［カワタタツオ］
１９１１年和歌山市に生れる。１９３３年東北大学理学部数学科卒業。１９４７年東京工業大学教授。理学博士
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感想・レビュー
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葉
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復刊である。社系の生協に売っていたので経済よりに書かれていると思ったが、しっかりとした確率論の本だった。σ集合体からルベーグ測度の流れは非常にわかりやすかった。その後、4章の独立ではない確率変数の説明でマルチンゲールやマルコフ連鎖の説明があった。その説明で銀行の窓口で待つことに対する確率変数の例をあげていた。最後は統計推理論的な要素であった。確率論1と確立過程の復習をすべきだと感じた。2014/11/18
