出版社内容情報
代数の初歩を高校上級レベルからやさしく説いた入門書.多くの実例で問題を解く技術が身に付く〔内容〕二項定理・多項定理/複素数/整式・有理式/対称式・交代式/三・四次方程式/代数方程式/行列式/ベクトル空間/行列環・二次形式他
内容説明
本書は大学の教養課程の教科書、参考書として書かれたもので、またこれと同程度の代数学の一般の智識を得られるようとする理工科系の人々や数学教育にたずさわる人々のための解説書でもある。本書の内容の主な部分は代数方程式、行列および行列式であるが、それに先立って二項定理、複素数の構成、整式、対称式交代式の理論等大学の一般教育にとって必要と思われる事項を平易に説き、多くの実例によって理解を容易ならしめるように留意した。
目次
第1章 二項定理、多項定理
第2章 複素数
第3章 整式、有理式
第4章 対称式、交代式
第5章 三次方程式、四次方程式
第6章 代数方程式
第7章 行列式
第8章 ベクトル空間
第9章 行列環、二次形式
第10章 総括
著者等紹介
淡中忠郎[タンナカタダオ]
1908年松山市に生まれる。1932年東北大学理数学科卒業。1945年東北大学教授、理学博士
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。