出版社内容情報
2部構成の,第1部は日本数学史に関する話題から,建部賢弘による円周率の計算や円孤長の無限級数への展開計算を中心に,第2部は数学という学問の思想的発展を概観することに重点を置き,西洋数学史を理解できるよう興味深く解説
目次
第1部 和算(建部賢弘による円周率計算;累遍増約術とロンバーグ法;関孝和から建部賢弘へ;建部賢弘による円弧の無限級数展開;円理の発展;日本数学史の研究法)
第2部 西欧数学形成の諸断面(数学史へのアプローチ;論証数学の形成;微分積分学の成立;代数方程式論から群論へ;数学の歴史をめぐって)
著者等紹介
小川束[オガワツカネ]
1954年東京都に生まれる。1985年学習院大学理学部数学大学院博士後期課程中退。現在、四日市大学環境情報学部教授・学術博士
平野葉一[ヒラノヨウイチ]
1954年神奈川県に生まれる。1984年パリ社会科学高等学院(EHESS)修了。現在、東海大学文学部ヨーロッパ文明学科教授・第三課程博士(科学史)
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