出版社内容情報
微積分と簡単な線形代数の知識以外には線形常微分方程式の理論だけを前提として,曲線論,曲面論,多様体の基礎について,理論と実例の双方を分かりやすく丁寧に説明する。多数の美しい図と豊富な例が読者の理解に役立つであろう
内容説明
本書は学習院大学における著者の3年次の幾何学の講義ノートをもとにして、いくつかの話題を加えたものである。
目次
1 曲線論(Cr曲線の定義;曲率、捩率、フルネーセレの公式;自然方程式)
2 曲面論(Cr曲面の定義;接平面と第1基本形式;ガウス写像と第2基本形式;基本公式と基本方程式;曲面論の基本定理;測地線と極小曲面;ガウス―ボネの定理;閉曲面)
3 多様体論(多様体の定義と例;接ベクトルと接空間;写像の微分と逆写像定理;逆写像定理の応用;はり合わせによる多様体の構成;1の分割;サードの定理;ベクトル場と流れ;フロベニウスの定理)
著者等紹介
川崎徹郎[カワサキテツロウ]
1948年東京都に生まれる。1976年ジョンズ・ホプキンス大学大学院数学科修了。現在、学習院大学理学部助教授・Ph.D.
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