目次
1 無意識的な意思決定
2 依存症と意思決定―とらわれた意志
3 情動とセルフ・コントロール
4 両刃なる情動―合理性と非合理性のあわいに在るもの
5 集団行動と情動
6 意思決定に及ぼす情動の影響―前頭連合野眼窩部の機能を中心に
著者等紹介
渡邊正孝[ワタナベマサタカ]
1947年愛知県に生まれる。1978年東京大学大学院人文科学研究科単位取得修了。現在、東京都医学総合研究所・シニア研究員。文学博士
船橋新太郎[フナハシシンタロウ]
1950年滋賀県に生まれる。1981年京都大学大学院理学研究科博士課程中途退学。現在、京都大学こころの未来研究センター・教授。理学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ばにき
2
ソマティックマーカー仮説に関する部分が詳しく、初めてしっかり理解できた。むしろ道徳を支えているのは情動ではないかとは、最近よくいわれるところ。2020/01/12
はな
2
社会規範を破ることに抵抗をあまり感じない人は、意思決定にあたって社会規範(法律、社会全体の規範)よりも集団規範(自分が所属する小さな集団の規範)を優先させてしまうのだろう 1951年以前覚せい剤も薬局で買えた 善なる情動、仁なる情動、短期的利害から見れば損害→長期的視点から見ればその個体に高度な社会的および生物学的な適応をもたらす しっぺ返しの戦略 、ヒューム、スミス2017/11/15
小島輝彦
1
感情が意思決定にいかに関わるのかということが感じられた。 また、情動による決定の方が理性的な判断より賢明な時があるというのが意外だった。2019/02/08