目次
序章 自然史博物館と自然史標本―その特色と期待される役割の変化
1章 自然史博物館における収蔵資料の種類
2章 自然史標本の作製方法
3章 自然史標本の整理方法
4章 自然史資料の保存
5章 自然史資料を見せる
6章 自然史標本を利用する
7章 自然史資料のデジタル化―標本画像撮影法
8章 自然史資料の公開データベース
9章 自然史資料収蔵のための施設整備
10章 自然史博物館の運営
著者等紹介
高野温子[タカノアツコ]
大阪市立大学大学院理学研究科博士後期課程修了。現在、兵庫県立大学自然・環境科学研究所教授。兵庫県立人と自然の博物館主任研究員・研究部長。博士(理学)
三橋弘宗[ミツハシヒロムネ]
京都大学大学院理学研究科博士前期課程修了。現在、兵庫県立大学自然・環境科学研究所講師。兵庫県立人と自然の博物館主任研究員。修士(理学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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☔(sub2)
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069(博物館)図書館本。朝倉書店2024年11月1日発行。〈流〉◎、自然史博物館がどのように資料とその保存について考えているかを纏めている。専門性が高くてこれが図書館にあるのが個人的には嬉しい(もっと言えば最寄り館にあれば尚よかった)。網羅的な解説がしてあるのがうれしい。2025/05/22
風見草
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自然物の標本の種類や作り方や撮影方法や保管設備、そしてデータ化や整理の仕方、資料の活用や企画、博物館の運営など実践的な内容。保存用の薬液の法令抵触や予算の1%くらいしか研究費が出せないなど舞台裏も伺える。学芸員でなくても博物館の標本に関心がある方、科博のファンの方が読んでもおもしろいかも。2025/03/07