出版社内容情報
近年,効果的な新薬が次々に開発され,薬物の治療への貢献は多大なものがある。反面,適正使用を欠いた結果として薬害を引き起こし,社会問題ともなっている。本書は,総論で“薬”の歴史から区分,働き,安全性など,各論で各疾患別の治療薬を解説し,薬学・医療関係者だけでなく,広く一般の人々にも理解できる“薬”の総合事典である。〔内容〕薬の成立ち/区分/認可・規制・流通/働きと副作用/安全性と薬害/心臓と血管に働く薬,抗癌剤など各疾患別治療薬
内容説明
本書は、「薬」について幅広く多角的に知るとともに、様々な疑問を調べる際の知的情報源となることを目指す。つまり、専門書にもなり、消費者や患者にとっても、これまでの類書とはひとあじ違う視点の奥行をもつ内容のある一冊である。
目次
総論(薬の成り立ち;薬の区分;新薬の許可、規制、流通;製薬企業;薬の情報 ほか)
各論(脳と神経に働く薬;心臓と血管に働く薬;気管と肺に働く薬;胃腸、肝臓、胆嚢、膵臓に働く薬;血液に働く薬 ほか)
著者等紹介
宮崎利夫[ミヤザキトシオ]
1929年福島県に生まれる。1949年東京薬学専門学校(現東京薬科大学)卒業。1960年東京医科歯科大学研究生。1961年薬学博士(東京大学)。1963年カナダ・クイーンズ大学博士研究員。1966年東京薬科大学教授。1981年東京薬科大学学長。現在、東京薬科大学理事長。東京薬科大学名誉教授
朝長文弥[トモナガフミヤ]
1929年長崎県に生まれる。1951年東京薬学専門学校(現東京薬科大学)卒業。1970年北里大学医学部教授。1971年北里大学病院薬剤部長。1981年北里大学薬学部教授。現在トライアドジャパン株式会社上席顧問。北里大学名誉教授・医学博士
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