出版社内容情報
【目次】
1. フラクタル一般
1.1 フラクタル:自己相似と自己アフィン
1.1.1 自己相似フラクタル
1.1.2 フラクタル次元
1.1.3 フラクタル次元の求め方
1.1.4 自然界に見られる自己相似フラクタル
1.1.5 自己アフィンフラクタル
1.1.6 自己アフィン指数の求め方
1.1.7 自己アフィンフラクタルの例
1.1.8 自己アフィン表面の特性
1.2 画素点膨張理論に基づくフラクタル次元測定法
1.2.1 フラクタル次元の測定法
1.2.2 mPD法によるフラクタル次元の測定精度
1.2.3 mPD法とBC法との違い
2. 医学関係
2.1 病理学における形と数量化の分類
2.1.1 病理学と形の取り扱い
2.1.2 肝硬変の形とその因子
2.1.3 肝硬変の形の数量化
2.1.4 多変量解析による最適分類の決定
2.1.5 まとめと応用への展望
2.2 血管の分布とフラクタル
2.2.1 脳表の血管とフラクタル
2.2.2 眼底血管像とフラクタル
2.2.3 血管と一様でないフラクタル
2.2.4 生理学的な意義
2.3 気道分岐のフラクタル
2.3.1 気管支肺胞系の構造
2.3.2 気道の形態計測
2.3.3 肺の処理方法
2.3.4 気道の空間分布
2.3.5 気道と気腔のフラクタル
2.3.6 臨床応用へ向けて
2.4 網膜神経節細胞樹状突起のフラクタル構造―神経形態学におけるフラクタルの展開―
2.4.1 ニューロンの形態と機能
2.4.2 網膜神経節細胞の形態と機能
2.4.3 網膜神経節細胞のフラクタル次元
2.4.4 ニューロンの形態学的分類とフラクタル次元
2.4.5 ニューロンの形態発達とフラクタル
2.5 神経系におけるフラクタル
2.5.1 小脳プルキンエ細胞樹状突起のフラクタル性
2.5.2 大脳溝のフラクタル性
2.5.3 パターンの発達について
2.5.4 脳機能との関わり
2.6 正常肝臓と肝細胞癌の類洞(微小血管網)の立体構造―フラクタル次元と1次元ベッチ数による比較―
2.6.1 立体構造物の形をとらえる手段としての組織の連続切片
2.6.2 立体構造物のフラクタル次元
2.6.3 類洞のフラクタル次元
2.6.4 位相不変量としての1次元ベッチ数
2.6.5 立体構造物の1次元ベッチ数
2.6.6 類洞の1次元ベッチ数
2.6.7 結果の解釈とフラクタル次元の求め方における問題点
2.6.啜 形の定量化の意義
2.7 小腸絨毛収縮運動のフラクタル性の検討
2.7.1 実験方法
2.7.2 解析方法および結果
2.7.3 考 察
3. 生物学関係
3.1 個体発生,細胞系譜,フラクタル
3.1.1 フラクタルと複雑なもの
3.1.2 フラクタルとLシステム
3.1.3 細胞系譜とフラクタル
3.1.4 2回の細胞分裂の重要さ
3.2 細菌集落フラクタル成長の多様性と関連因子
3.2.1 霊菌が教えてくれたこと
3.2.2 フラクタル集落の一般化
3.2.3 細菌集落がフラクタル成長するのはどのようなプロセスでか
3.2.4 集落の多様性と構造性
3.3 動物のフラクタル行動
3.3.1 時間的フラクタル
3.3.2 ショウジョウバエの摂食行動の自動解析システム
3.3.3 ショウジョウバエの摂食行動のフラクタル性
3.3.4 摂食行動の刺激依存性
3.3.5 動物行動のフラクタルモデル
3.3.6 これからの行動解析
3.4 造礁サンゴと石灰藻の樹状パターン
3.4.1 試料の解析方法
3.4.2 サザナミサンゴとヒライボのフラクタル次元
3.4.3 樹状骨格形成モデル
3.4.4 サザナミサンゴとヒライボの成長とモデルの比較
4. 索 引
【編集者】
松 下 貢
【監訳者】
植 木 勇 雄, 岡 田 英 史
大 塩 力, 北 岡 裕 子
佐々木 武 仁, 清 水 英 男
嶋 田 一 郎, 鈴 木 淳
関 塚 永 一, 千 場 良 司
高 橋 徹, 竹 田 俊 明
田 端 俊 英, 土 屋 雅 春
土 居 洋 文, 土 門 正 治
中 森 亨, 福 田 淳
松 尾 崇, 松 下 貢
松 山 東 平, 南 谷 晴 之
誉 田 栄 一
目次
1 フラクタル一般(フラクタル―自己相似と自己アフィン;画素点膨脹理論に基づくフラクタル次元測定法)
2 医学関係(病理学における形の数量化と分類;血管の分布とフラクタル;気道分岐のフラクタル;網膜神経節細胞樹状突起のフラクタル構造;神経系におけるフラクタル;正常肝臓と肝細胞癌の類洞〈微小血管網〉の立体構造;小腸絨毛収縮運動のフラクタル性の検討)
3 生物学関係(個体発生、細胞系譜、フラクタル;細菌集落フラクタル成長の多様性と関連因子;動物のフラクタル行動;造礁サンゴと石灰藻の樹状パターン)