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出版社内容情報
京の老舗鞠工房をリストラされた五助だが、駿河の国主・今川氏真の下で鞠括りの職を得た。
氏真の類い稀な蹴鞠の才能を目撃し、鞠職人として感動する。しかし時代は戦国の世で――!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のぶのぶ
27
今川氏家、蹴鞠の腕の凄さ。武将や殿様としてはだめかも知れないが、蹴鞠(鞠足)は超上級者。鞠庭の四隅にある木も大事。そこに鞠が当たっても、試合続行、落ちてくる鞠をさばくのも一流の鞠足。そのためにも、氏真が隅で鞠を蹴っているとは。桶狭間、家康の岡崎城入城、武田家康挟撃。氏真目線で見るのも興味深い。よっぽど蹴鞠が好き。鞠師、五助も鞠作り一辺倒。境遇も氏真と似ている。信玄の息子、義信切腹、三国同盟を破る1手?掛川城を守る朝比奈泰朝の強さ、氏真の部下を連れず家康に帰投。他の視点って面白い。2025/03/22
aisu
16
京の鞠工房を理不尽に追い出された五助は、知り合いの商人の紹介で、駿河の今川義元の息子氏真の元で鞠職人として働くことに。氏真は蹴鞠に情熱を燃やしているが、周りの者や父親からもっと戦国武士らしく…と叱られている。やがて「桶狭間の戦い」が…2025/03/26
マツユキ
15
好きな作品ですが、これをコミカライズするの!?と気になっていました。腕は良いが、工房の後継者になれなかった五助は、今川氏真に雇われることになり…。氏真の蹴鞠している時の美しさに感動するも、それ以外のやる気がなさは、やっぱりまずい。鞠職人の主人公も分かってきたよう。上下巻は長いなと思ったんですが、丁寧に描かれていて、登場人物それぞれのビジュアルも良い。続きが楽しみです。2025/04/11
むらて
5
蹴鞠の鞠師の目からみた今川氏真を描いたコミカライズ。なお小説は読めていません。鞠を括ることしか考えられない鞠師からの視点なので、鞠足としての氏真はとてつもなく理想的な主人なのだけれど、その五助をしてから「このお方はもしやー 暗愚なのではないか?」と思わざるを得なくなる名門今川家惣領としての立場、そして絶頂期から桶狭間を経ての激動の戦国時代。とりあえず氏真のルックスと五助の妻たきがとても好みです。あと松平元康/徳川家康の人物造形がわたし的にとても「っぽい」。無駄に艶かしい石川数正はやや謎。2025/03/30
にぃと
5
作者買い。コミカライズ作品とのことで原作は未読。鞠作りの天才五助と彼の主となった今川氏真がメイン。蹴鞠という直接戦場ではない舞台ながら、桶狭間以降の今川家がジワジワと追い詰められていく展開や周りの家臣たちをたいして気にしない氏真のキャラクターにはハラハラさせられる。時代が時代だし、下巻では大きな展開があるかもしれないので引き続き読みたい。2025/03/22
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