- ホーム
- > 和書
- > コミック
- > 少年(中高生・一般)
- > 秋田書店 チャンピオンC
出版社内容情報
少子化対策のために“ペットのヒト化”を推進する近未来の日本。
ある日、学校から帰った亜緒は父親の変死体を発見する。
父、母、飼い犬・タイカと過ごすいつもの日常に突然起こった事件。
亜緒は世界で一番人を殺している犬とされるピットブルのタイカに疑いの目を向ける。
この世界では人間を殺したペットは問答無用で殺処分されることになっているのだ。
大好きな父を亡くした今、大好きなタイカまでも失いたくない──。
そう思った亜緒はタイカとともに父の遺体の隠蔽に走り出す。
父は行方不明ということにされ、茫然自失の日々を過ごす亜緒の前に現れたのは、
「ヒト化手術」を施され人語を話すようになったタイカの姿で…!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
manamuse
13
少子化対策としてペットをヒト化する世界。ヒト化したピットブルのタイカと一緒に高校へ通うことになった亜緒…父親を殺したのはこのタイカなのか?ピットブルとシェパードの闘いとか今のところ面白い♪2025/05/12
にぃと
7
昔からの共存ではなく少子化対策としてのペットのヒト化、ならではの社会の受け入れや共存ができきってない感じが面白い。亜緒ちゃんがぜんぜんいい子だったしタイカは素直に見えて何考えているかわからないところもあるし表紙から予想してたのとだいぶ印象が変わる。サスペンスなのか学園成り上がりストーリーなのかわからない分これからの展開が予想できない楽しみがある。2025/06/21
ミキ
7
また複雑な世界観だなぁ。ペットの時とドックマンの時の差?が興味深い。犬って短期記憶が弱いんだね。初めて知った。2025/05/21
さとみん
4
BEASTARSに繋がる話かと思ったらとんでもなかった。導入は似てる部分もあるけれど土台が全く違う。こちらは主人公に全く共感が出来ないのに、それでも次々に起こる問題にぐいぐい引っ張られて目が離せない。そんな彼女とは対照的な同級生の登場で、ヒヤヒヤしつつも楽しくなってきた。それにしても2冊同時発売で両方とも1巻なのはどれだけ仕事してるの!?とマンガの外側でも驚かされた。2025/05/09
ぴよ(toyoneko)
3
ビースターズは、動物たちをとおして人間社会を風刺的に描く作品だったけど、本作は、人間社会に「ドッグマン」を投げ入れることで、「人間」と「動物」の差異を描いています。言葉は通じるけど、やはり人間とは異なる思考をする「ドッグマン」に感じるうすら寒さ。サイコパスと言ってしまうと言いすぎかもしれないけど、人間社会の常識そのものが存在しない存在が社会内に存在するって、けっこう怖い。い。…とここまで書いて思ったのですが、もしかして、これって、「日本人」と「外国人」にも置き換え可能な話なのか…?2025/06/22