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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
英知@マンガ専用
86
前半までが序章ということで、とりあえず戦はひとまず終了みたいですが、マーガレット王妃の非道なこと!リチャード王は息子としてではなく、娘としてリチャードのこと大切にしていたのかな?ケイツビーの忠誠心が良いですが、この人まだ結構謎な人ですよね。後半からはクスっと笑えるシーンもあり、少し平和な感じでちょっと安心。リチャード成長してたけど、何年後の設定だ?見逃したかな?でもせっかくの平和も、リチャードが武器を剥ぎ取るために手をかけた人が原因で復讐劇が始まる予感。ロケットまさかの伏線だったのね。白いのが可愛いvvv2015/07/12
星落秋風五丈原
63
最愛の父を失いダークサイドに落ちたリチャード。私達はリチャードが最後には戦場で死ぬことも、ヘンリー六世が幽閉されて死ぬことも、史実では知っている。但し、敵対する二人を恋愛関係に陥らせているので、ここからの展開もシェークスピアとは全く異なるものになろう。後に不仲となる兄の后との過去の因縁、リチャード三世を盛り立てる公との出会いなど、既にシェークスピアとの相違はいくつも登場している。最後は同じだが、そこに至る風景は未だ見ぬものとなるものが明らかな、二人の薔薇王が辿る未知の運命をこれからも追ってゆきたい。2015/02/27
honoka
50
いや凄い。なんだかこのドロドロ感がたまらない。オトメンは未読だけどかなりタイプの違う作品だよね。作家さんが描きたかったことを生き生きとフル回転で描いてる感じ。何より絵が綺麗。しろいの可愛い。ヘンリーは…。2014/09/19
雪紫
29
13巻まで期間限定無料の電子書籍にて読了。この漫画、子を持つからこそか母親が怖い。母の愛を得られなかった分、父の玉座を求めていたリチャード。だからこそサロメのようなあのシーンにドキリとしてしまう。2020/09/17
たまきら
28
残酷な父王の処刑、晒される首、戦場で化け物じみた活躍を見せるリチャード…げんなりするような暴力と血の描写が続く中、お互いの正体を知らずに出会うヘンリーとリチャードの描写が初恋のようで儚く美しい。戦がさらなる憎しみを生み、悲劇を生んでいくところ、そして女性の力強さの描写に圧倒されました。長く続く戦争のさなかでも子を産む女性たちがいたから人類史が続いているんだもんなあ…。2024/09/16