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出版社内容情報
65歳を過ぎ夫と死別し、数十年ぶりに映画館を訪れたうみ子。そこには、人生を変える衝撃的な出来事が待っていた。海(カイ)という映像専攻の美大生に出会い、うみ子は気づく。自分は「映画が撮りたい側」の人間なのだとーー。心を騒ぎ立てる波に誘われ、65歳、映画の海へとダイブする!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ムッネニーク
98
44冊目『海が走るエンドロール①』(たらちねジョン 著、2021年8月 初版、2021年 デジタル版、秋田書店) 老人×映画制作という、独自性の強いキャッチーな設定。お婆さんと若者が好きなモノを通じて友情を育むという点は『メタモルフォーゼの縁側』(鶴谷香央理 著)を参考にしたのかも。 繊細で上品なタッチは往年の少女漫画を思い起こさせるが、ストーリーの温度はかなり高め。熱血青春物語になっていきそうな予感があるが果たして? 各TV局が映像化権取得に向けて動いていそう。 〈誰でも 船は出せる〉2024/04/02
ネギっ子gen
93
【作る人と作らない人の境界線て何だろう。船を出すかどうか…だと私は思う。その船が、最初からクルーザーの人もイカダの人もいて、それは年齢だったり環境だったりで変わるけど、誰でも船は出せる】評判の漫画、やっと読めました。満足! 65歳を過ぎて夫と死別し、数十年ぶりに映画館を訪れたうみ子は、海(カイ)という映像専攻の美大生に出会うことで、美大の映像科に入学することに――。名言:<歳を重ねていいところのひとつ。自分の機嫌の取り方がわかること。現実逃避とも言う>。5・7・5調の嘆願:「年の功 今使わねば いつ使う」2022/07/24
キムトモ
74
いろいろ悩んだ末に麒麟川島推薦の作品を読む(ノ-_-)ノ~┻━┻映像好きはハマる内容👍2022/10/11
雪紫
74
ゾクゾクした。海くんの言葉へのうみ子さんの心境だが、改めてこの言葉に出た時に、本当にゾクゾクした。海くん自身が今の生きる道を選んだきっかけもあるように、様々な理由で諦めなければならないことを、突き付けられるも、でも勇気を与え、気付かせてくれる。このうみ子さんが紡ぐエンドロールを見たい。2021/11/29
keroppi
69
映画に関わりたいと思っていた学生時代を思い出す。自分で映画は作れなかったけど、映画は見続けていて、このうみ子さんの気持ちもよく分かる。今、行っている世田谷美術館美術大学で、映画の講座もあって、私も「映画はじめます。」になるかも。2022/09/02