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出版社内容情報
初の展示会を無事終えた一希は自分がもっと絵を描きたいという欲を抱いていることに気付く。こうして、勉強のため凪森のアトリエに行くことを決めた一希。だが、新しい仲間との出会いはあまりにも〝刺激的〟で……!?
嵐巻き起こる新展開!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
空のかなた
19
完璧な模写、模倣をめぐる刊。今までで一番面白かった。アーチストとしての独自性やこれまで積み上げてきた画風等を目の前で奪われていく絶望感が一希を襲う。AIでいとも簡単に思い通りの画風で作画できていしまう今の時代に重なっていく。そういう時代になって便利だなと安易に感じていただけに、胸にひっかかる。そして凪森千広の透への執着なのか、確執なのか、何か良くないものが動き出して次刊へ。アートとは関係なさそうだが、気になる。2025/04/17
コリエル
10
この巻のエピソードは模写に止まっているが、AIの作画と置き換えてもいいセンシティブなテーマだった。一希の絵をそっくりに描き写されてアイデンティティが揺らいだところを、どちらが一希の筆なのかを透が見極めて救ってみせるという良いエピソードだが、気鋭のアーティストである凪森にすら見分けが付かなかった様子も描いている。ほんの一握りの真の審美眼のある人間以外には真作も贋作ないしはAIアートであっても差は無いと突き付けてくるエピソードで、これを画業である作者が提示するとはシビアな視点だなと。2025/04/01
aisu
9
一希は新進気鋭のアーティスト、凪森千宏のアトリエでアルバイトを始める。大きな作品を分業で制作したり、現代アートとしての売り方など、初めて知ることばかり。スタッフ達とも馴染めそう。だが、その一人、雷太は「模写」が得意だった。自分の絵をそっくり模写されて衝撃を受ける一希…。2024/11/25
すずの
3
色々と経験しつつ不吉な予感のよぎる巻。今回も不安な点はあったものの、無事に乗り越えたけど、次回も波乱の予感。2025/01/03
ネタバレ:トキメキのあまり展開してしまう存在しない記憶たち
3
雷太のコピーを通して作家性について語るの良いな 透がカズキの価値について語るところとカズキが透を描いてオリジナリティを見せつけるの良いですね~ 最後のチヒロ……┌(^o^┐)┐2024/11/15