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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yoshida
31
漫画家カラスヤサトシ氏がお見合い企画を経て本当に結婚して娘が産まれ、独りから三人家族になる。8年間彼女がいないカラスヤ氏が、ガチでお見合いする企画。カラスヤ氏のボケと編集K城氏の鋭い突っ込み。カラスヤ氏の過去の恋愛。K城氏のだめんず歴など、笑いどころが沢山。後半に企画ではなく、知人の紹介で出会った現在の奥さんと、知り合った2日目に付き合い同棲、デキ婚に驚く。3.11を契機に家族について考えなおすカラスヤ氏。出産に涙するカラスヤ氏。タイトルはあれだが、「おのぼり物語」に次ぐ良作だと思う。2014/12/31
古古古古古米そっくりおじさん・寺
27
これはちょっと感動。元々はモテないカラスヤサトシのお見合い&モテ企画四コマ(昨日『37歳の遠足』を読んだが、やはりこの人は四コマの方が良い)なのだが、途中で担当K城女史(だめんず)の合コン企画になったりした挙句、カラスヤさんがプライベートで出来婚してしまうというダイナミズム。出会い結婚出産の良い感じ。東日本大震災で戻る絆。そしてラストシーンの良さ。良書だと思う。宇多丸&吉田豪も登場。オススメ。2014/01/09
ころぶ
11
カラスヤサトシ先生の本を何冊か読む人は、ある程度シンパシーを感じる部分がある方だと思います。そう言った読者で独身のカラスヤ先生のファンにはインパクト大な内容。本としては嫁さんとの馴れ初めよりその前に進行していた恋愛企画の内容がほとんどで、ここから本当に結婚するって・・・正に奇跡的。ネタバレになるので書きませんが、最後の2話の倦怠期を超えるエピソードと出産に関する話は、なんともリアルで飾らない内容。「恋愛至上主義、愛ってすばらしい」と言ったスローガンをうそ臭く理想論にしか感じない私にはとてもリアルでした。2012/01/22
たくのみ
10
モテないオタク漫画家カラスヤサトシのモノローグが売りだったのに、結婚して読者はどう受け止めるのか?という不安は杞憂。担当編集K城さんと掛け合いのような、恋愛遍歴の暴露合戦。もはや怖いものなし。そして、お見合いが全部失敗した後の出会いと震災体験、できちゃった婚。これは、これであり?子育てと妻の悪口で、さらに読者層が開拓できそうだ。福満家に続き、漫画家の嫁は元ヤンという定式化もできそう。この人、結婚してからどんどん本を出しまくってて、2013年は6社から6冊も新刊(共著入れると7冊)が、結婚ってすごいね。2014/01/06
かすくり
10
カラスヤサトシの本を買うのはおのぼり物語に続いて2つめだが、それに劣らない面白さだった。前半はまぁ普通のエッセイ漫画だが、後半は現嫁との出会いから結婚、出産までの物語になっていてとてもよかった。やっぱエッセイ漫画は、著者の人生の節目を描いている時が一番面白いと思う。2012/01/23