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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とんかつラバー
11
三重は道場の男達を忌み嫌い清玄に思い焦がれるが、藤木も誠実な男なのに可哀想になってくる。あのマッドな虎眼師匠も身分の高い者には頭を下げている姿はちょっと涙ぐましくて、権力を笠に嫌がらせする清玄、ますます嫌いになっていく。2022/04/03
のれん
11
虎眼師匠もまた一介の武士。身分に縛られ、上座には媚びへつらい、どのような屈辱をもその場にては耐えきってみせる。 身分社会とはひたすらに見下ろす者の傲慢に頭を下げることなのだ。清玄の復讐とは身分社会に対する憎悪であるが、その行為はまさしく自らがされた構図をそのまま繰り返しているに過ぎない。 社会の籠の中で行われる終わりなき傲慢と憎悪。「髷を乗せた現代」と称された原作のリスペクト極まり。2021/01/13
緋莢
11
盲人の自治組織「当道座」。最高位者・検校。旗本並みの家蔵を構え、貸金の利を楽しむ身分なのは、徳川家康が権力を与えたから。また濃いメンツが登場し、その検校の前でお付きの剣士・夕雲との立ち合いが行われます。「戯れなれば・・・」ということで、相手は何と虎眼。夕雲が使うのは以西把爾亜(イスパニア)剣術と呼ばれる刺突剣。斬るのではなく、突く。しかし、虎眼はあっさりとそれを補足。顔面への鉄拳で決着します。藤木といい、虎眼といい、拳でも殺傷能力高すぎです。2018/09/09
exsoy
11
盲目の集団にどうしてそんな権力があるんだろう?2014/07/30
alleine05
6
なじみのない西洋剣術にも対応できるあたりやはり虎眼先生は強いな。人間的にはろくでなしだけど。そりゃこんな親父に「種、種」言われてつきまとわれたら三重もおかしくなっちゃうわ。復讐劇もいよいよ大詰め。1巻の描写からどういう結果になるのかだいたいはわかるけど、藤木は隻腕になっただけで殺されなかったのはなぜだろう。そのへんも含めてどうなるか楽しみ。2018/05/02