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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
トラシショウ。
27
「BEASTARS」七巻と同時発売、恐らく世界観を共有する、草食と肉食の動物達が共存する社会での多種多様、悲喜こもごもな関係性を描く六本の連作短編集。安易なウケ狙いの「動物の擬人化」ではなく、ハナから獣人達の社会を描く事こそが最大の関心であり目的だった作者の、「人間の擬獣化」とも言うべき異色の作風は、デビュー作から既に確立されていた事がよく解る内容。「BEASTARS」の昨年度「このマンガがすごい」上位入賞は決して伊達や酔狂等ではない事がこの作品群の端々から感じ取れる力作(以下コメ欄に余談)。2018/02/10
あこさん
20
ずっと前に買って読んでたのにずっと感想が書けなかった。ビースターズの作者の短編集。ビースターズとも繋がってる話もある。ライオン市とかゴン校長とか、ビースターズで気になってたキャラの若かりし頃のエピソーとか表紙になってるラクダの記者とメス狼の話が一番印象的だった。肉欲と食欲の関係 というか、「食べちゃいたいくらい愛しい」という気持ち あたしはわかるなあ。「食われたくないなんて平凡な本能に従うには彼女は魅力的すぎた」この台詞に痺れた。ワニとガゼルの料理番組の話もよかった。これからのビースターズも楽しみ。2018/03/05
柊龍司@中四国読メの会&読メ旅&読食コミュ参加中
18
BEASTARS本編での食肉、肉食と草食の対立の原点の短編集。というか、良く和解できてこの世界が出来たなぁ。そして、この世界を正面から描く作者をこの先も追っていきたい。そして、クッキング番組良いですねぇ2018/02/25
まふぃん
17
短編集だけど、ビースターズの世界観の中の作品。一話一話どんな結末になるかハラハラしなが読んだ。映画のような作品。2021/05/14
薫子
13
余韻が残る結末ばかり。肉食獣と草食獣、あるべき姿では生きられないんだよね、結局。なんか、映画を観たような読後感。2023/03/12