感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぽま
6
正典から、人気の短編エピソードをコミカライズしたアンソロジー。構成方や画力には玉石混淆感があるものの、この分厚さを考えるとコストパフォーマンスは抜群。個人的には『隠居絵具屋』が、読んでいて最もストレスがかからなかった。／編集側からの指示なのか、他作品では髭なしのワトスンを描く作家もみな、彼に口髭を蓄えさせているのが嬉しい。ヴィクトリア朝時代なので、男性の長い前髪や女性の垂らし髪はちょっと時代錯誤感。2013/01/19
ミリエ
3
1：退職した絵具屋/大舞キリコ 2：ライオンのたてがみ/岸大武郎 3：株式仲買店員/岩崎陽子 4：花婿の正体/竹内未来 5：五つのオレンジの種/ミッチェル田中 6：技師の親指/氷栗優 7：緑柱石の宝冠/長尾文子 8：黄色い顔/もとなおこ 9：グロリア・スコット号の悲劇/瀬方蚕 10：ライゲートの大地主/ねもと章子 11：ボヘミアの醜聞/市橋一美 いろんな画で登場しますが、各々やっぱりホームズとワトソンという雰囲気がばっちり出ています。ちょっとマイナーかつ、あまり子供向けはないような作品が漫画化されている点2013/01/14
ブラックティー
2
11人の漫画家によるホームズ正典のコミカライズアンソロジー。十一人十一色のホームズ像を1冊で楽しめます。また、私はヴィクトリア時代の衣装が好きなので、登場人物たちのお召し物までこだわって作画しているな、と感じる作品に出合うと嬉しいですね。「ボヘミアの醜聞」以外は割合と渋めな作品が選ばれているので、初心者よりホームズの有名どころはもう読んだ、または映像作品を見た、といった方におススメです。 2013/01/29
nirokuya
2
ホームズ正典からのコミカライズアンソロジー。全11編の内、よく知られているのは数編。正直これはちょっと…と思う作画もあったが、全体に楽しめる事は間違いない。それにしても大半のワトスンが小太りなのはBBCドラマの影響ですね。どうしてもヴィジュアルイメージは強いから。2013/01/13
美也子
1
色々な漫画家さんが描くホームズとワトソン、ちょっと若く描いてるかなと思うけれど、どれもホームズらしさが出ていて面白くて素晴らしい。個人的にこれ以外の作品も漫画化してくれないだろうか。特に緋色の研究はホームズとワトソンの出会いの話だから、描いてもらいたいなぁ。 2013/01/13
