感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
吉田あや
71
舞台の上に革命を起こす天才振付家ジャン・ベルジェと、ニジンスキーの再来のような危うくも稀有な才能を持つダンサー・ルシファが出会うことで始まるバレエ物語。そのライバルとして人間味溢れる才能のダンサーとして描かれるパトリックも魅力的。狂気を孕みながら「肉体」と「魂」を体現していく2人のダンスが脳内で怒涛のように再現されていく恍惚感。絶望と光を彷徨いながら生み出されていく芸術の凄みを描き切る有吉さんの筆致は圧巻。名前が予感させる先に不安を覚えながらも一気読み必至の惹き込みに震える想い。2020/01/20
けいちか
0
1巻。2009/10/26




