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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アナクマ
24
【単行本を読了】「おけさのひょう六」がいい。佐渡島。畑仕事より踊りが好き、いつも踊ってばかりの愛猫家の主人公。近所からは野菜や労働力をお礼にいただき、隣村からの見物人さえ。好きってこういうこと。その踊りは気付かぬうちに殿様批判になっていて…。◉舞踏する身体の曲線、リズミカルなコマ運び。ネコの健気さに泣ける。佐渡おけさの来歴物語。◉ブラックジャック「ネコと庄造と」、ユニコなど全7話を収録。ミッドナイトって社会派漫画は初見。亡くなる直前の連載漫画で全67話、ブラックジャックの実質的スピンオフ?気になる雰囲気。2021/04/11
fumikaze
7
漫画「手塚治虫アンソロジー猫傑作集」。著者の描く猫はしなやかで躍動感・凄みがあり魅力的。最近のネコ漫画は可愛いだけで物足りないものが多い。強者に立ち向かう姿にも惹かれる。2016/07/02
fumikaze
4
「手塚治虫アンソロジー猫傑作集」猫の親子を死んだ家族だと思い込む『ネコと庄三と』、猫が飼い主の代わりに命をかけて踊り続ける『おけさのひょう六』、交通事故で足を失ったヤマネコ『ミッドナイトACT 3』が(既に読んだ話ではあるが)好き。どの話も共通しているのは弱者が強者(悪徳大名、儲ける事しか考えていない企業等)に立ち向かっていく姿。2015/10/03
赤い熊熊
3
なかなか切ない。2014/01/31
おゆき
1
「二人のショーグン」というお話がラストちょっとキュンときて素敵です。 手塚さんにとって猫…に限らず色んな動物たちみんな人間と何も変わらないというような扱いをしているように思いました。 むしろ動物の方が好きなのかな。 猫には全く理不尽な不幸が起きないんですよね。 やはり可愛いは正義か…。2018/02/21