出版社内容情報
第2巻 海の底編
世界各国の潜水艦や漁船が次々と行方不明になるという怪事象が発生。どうしても原因を究明したかった009は多発する海域へ単身乗り込んだのだが…!?
「風の都」編、「雪のカーニバル」編、「海の底」編、「クビクロ」を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Die-Go
44
映画化記念に久し振りに再読。風の都編、雪のカーニバル編、海の底編、クビクロ編を収録。執筆時期の差からか絵柄に大分ばらつきがある。雪のカーニバル編のエキセントリックな姉妹の話が印象的。★★★★☆2016/12/09
Die-Go
27
009がメインになるお話(主人公だから当然だけど)が多い。その中でも人間ドラマが中心になっていて、この萬画の奥深さを感じることができる。★★★★☆2022/06/13
カキ@persicape
11
おっおっおもしろい((;゚Д゚))火を囲んで永遠とシェイクスピアのセリフを勝手に披露してる007と黙って心中を察して元気付けるメンバーとか仲良くていいな♪どの話も良かったけど雪のカーニバルとクビクロが印象に残った。特に雪のカーニバルはずっと記憶に残り続けるくらい切なく残酷で複雑。海の底編は敵と一時手を組んでとかわくわくして面白かった♪組むサイボーグが話によって違って事件のバリエーションも豊富だから飽きないな。やっぱり時代超えてリメイクされ続けて愛される作品ってハズレない。2016/09/18
ほしけも
11
この編集の仕方は この漫画(文庫)のターゲットが大人だから 大人なエピソードから選んでるってことかな。 善悪では割り切れない話もいいんだけど わかりやすい善悪で割りきらなきゃいけない少年誌でテーマ性をこっそりねじ込んでるって話のほうが好きなのでちょっともどかしい2014/04/11
袖崎いたる
10
強い好奇心に駆られて古代文明の謎や超常現象の秘密を解き明かそうという点では、手塚治虫さんの『三つ目がとおる』を思い出す。強い好奇心と正義の心を持った超人間的サイボーグ集団を動かしていくことは、もしかすると作者の世界への好奇心に物語上で派遣調査を行わせ、謎に背景を描き埋めていく試みなのかもしれない。ところでヒロインのフランソワーズだが、著名人に彼女の凌辱を妄想して自慰をしたという人がいたとどこかで聞いたことがある。果たして自分はフランソワーズをそのような眼で見れるだろうかと思ったが…できた。2015/07/22