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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
23
あとがきで原作者の岩明均が語っているように、キャラクターを描きたいのではなく出来事が描きたいという言葉は、『レイリ』を読み解くうえで重要だ。『寄生獣』のあと、実際に起こったお家騒動、そして実在の剣豪を描く中編集『雪の峠・剣の舞』、そしてカルディアのエウメネスの生涯を追う『ヒストリエ』と、確かに岩明はキャラクターを借りながらも出来事を描いている。作画を担当する室井大資との相性も抜群だ。続きが楽しみである。2016/11/13
kanon
22
いやこれは化けた。二巻が堪らなく面白い。歴史を知ってると更に面白くなる感じはするが、勉強はしない笑 ヒストリエと違って日本史だから、まあ何となくは触れてきていて”ノリ”みたいなものについていけるよね。外人と日本人の価値観の差というかね…本当に次巻に期待。2016/12/11
トラシショウ。
17
武田勝頼の使者・土屋惣三と野試合で立ち会うレイリだが、戦場で鍛えた土屋の片手での剣さばきになす術もなく敗れる。岡部丹波が高天神城へ出立するのと時を同じくして、土屋に連れられて向かった先にいたのは勝頼の子にして信玄公から世継ぎへと任じられた幼き日の武田信勝その人だった。死んだ家族との対面と言う悪夢の中でレイリの異常なまでの死にたがりにまつわるおぞましいオリジンが挟まれながら、歴史のなかに知らず立ち入っていくレイリの数奇な運命が再び回り始める。彼女が歴史のなかで果たす役割とは何か(以下コメ欄に余談)。2016/12/20
紫雲寺 篝
13
土屋惣三にレイリはもらい受けられた。家族への負い目に必死な少女は涙するが、決意を新たに自信の行く道を探す。土屋に連れられ着いた先で出会う人物とは……!?岩明均原作で、作画は別なのだが、段々とこの絵柄に違和感を感じる事なく読み進められる様になってきた。世界観によくマッチしている。そしてレイリが新たな人物と出会った事で、物語は飛躍的に面白さを増したと思う。発展途上であるレイリが、この人物と出会い、何を思い、どう変わっていくのか非常に楽しみである。先はまだまだ見えないが、ひとまず彼女の成長を見守りたい。2016/11/10
うめ
10
おお、そう来たか!雰囲気やある種の容赦の無さが岩明感びんびん。冷たく熱く優しく非情な世界が丁寧に描写される。好き。2019/01/20