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本好きkotaの本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
海猫
84
独特の現実感を揺らめかせる感覚が良いなあ。心をぐらつかせ抉るような話もあればほのぼのもあり、超現実にすっ飛んでいくようなのが混ぜこぜに収録してあるので妙な不安定さがある。しかもあの手この手で表現されるのでクラクラしてしまう。そして読後感は、なんだか切ない。2015/12/09
daiyuuki
27
自意識過剰で女嫌いを装う男子、「ちーちゃんはちょっと足りない」を思わせる友達がいない女子・高嶋とヤンキー女子エリナの歪んだ共依存的友情など上手く人間関係を築けない人のイタイけど切ない青春模様が満載。中でも、松田とけんちゃんのピュア過ぎる友情を描いた「8304」、切ない同棲生活の末路を描いた「7759」は孤独過ぎる魂の切実な絆を繊細に描いていて、新たな阿部共実の傑作です。2016/02/09
トラシショウ。
26
積読消化。ふとした時に言葉が出てこなかったり、出ても憎まれ口しか言えなかったり。生きにくい現実の中で、人よりほんの少しだけそれらと折り合いがつかない人々の日々は続く。アルティメット佐々木さんのめんどくさ可愛さがジワジワ来るなぁ、こんな娘と付き合いたい(笑)。力作「ちーちゃんはちょっと足りない」が高い評価を得た事を受けてか、いつになく意欲的、挑戦的な演出、内容が増えたけれど、青春、そして人生の蹉跌を捉える作者特有の視点は健在。「友達なんかじゃない」「7759」が特に印象的(以下コメ欄に余談)。2016/01/14
真鍋
16
『私ねどうでもいいんだ人生なんて! めんどうくさいことだらだらしたくない! ただ美しいものは好き』やはり阿部共実さんの作品はいいですね。詩的でとても心地よく感じます。2018/12/01
ナチュラ
16
弱さを強がりで隠している。 そんな感じが共感出来て、なんだか泣けてくる。 2017/10/15
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